電波の目がキャッチ、「星の素」 宇宙のガス分布を観測 2007年02月25日 約5200万光年離れた銀河M88。電波写真(右)ではCOの分布がわかる=国立天文台提供 星の「素(もと)」になるガスが、銀河の中で分布している様子をとらえたデータベースを国立天文台が作り、25日にウェブサイトで公開した。 星は、宇宙空間にあるガスの塊が収縮してできると考えられている。ガスの分布がわかれば、星の形成を知るのに役立つが、目に見える光(可視光)では観測できないので、電波望遠鏡による観測が行われている。 国立天文台の研究グループは、ガスの分布を示す一酸化炭素(CO)分子の濃度を観測する直径45メートルの電波望遠鏡(長野県南牧村)の受信装置を改良。これまでの25倍の効率で観測できるようにした。01年から観測を始め、約8000万光年以内にある40の渦巻き銀河のデータを集めた。 研究に携わった中井直正・筑波大教
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