東日本大震災の洗浄写真を展示する近藤友貴さん=愛知県知立市の市文化会館で2011年12月13日、安間教雄撮影 東日本大震災の津波で流され回収された写真のうち、損傷・劣化が激しくて廃棄予定だった写真の展示会が14日、愛知県知立市上重原町の市文化会館で始まった。被災地で回収写真の洗浄作業ボランティアをした名古屋市西区稲生町のフリーター、近藤友貴さん(23)が企画。被写体が何かさえ判別できなくなってしまった3369枚を展示している。近藤さんは「何が写っていたのだろうかと想像し、大震災や被災者のことを考えてもらえれば」と話している。【安間教雄】 「痕(あと)--東日本大津波が残していったもの~カヘルコトノデキナイ写真タチ」と題された写真展。ほとんどがL判の大きさで、津波に流されて傷が何本もついたり、摩擦で削られた痕が残ったり、被写体が見えなくなったりしている。水に長くつかっていたためか、色がすっか