「土産の読みと語源」については、次の資料に記載がありました。 (1)『広辞苑 第7版』 新村 出/編 岩波書店 2018 p.2096 どさん【土産】(トサンとも)①土地の産物。②みやげ。土産物。 p.2833 みやげ【土産】(ミアゲ(見上)の転)①旅先で求め帰り人に贈る、その土地の産物。②人の家を訪問する時に持って行く贈物。てみやげ。③嫁入り・婿入りなどの時に持って行く金銭。持参金。みやげがね。 (2)『暮らしのことば語源辞典』 山口 佳紀/編 講談社 1998 p.635 土産『人に贈るため旅先で求めたその土地の名産の品。古形は「みあげ(見上げ)で、よく見て選び、人に差し上げる品物のことをいった。(中略)また、「とさん(土産)」は、その土地の産物が本来の意で、転じて贈り物になった。「みやげ」に「土産」の字が当てられたのは室町末期以降という。』 (3)『衣食住語源辞典』 吉田 金彦/編