最盛期には年間およそ1万貫(38t)もの銀を産出し、戦国大名や江戸幕府の重要な財源を採掘した石見銀山。その規模は当時、世界中で産出された銀の3分の1を占めるとも言われている。 奉行所が建てられ、銀山の行政と商業の中心を担った大森地区では、封建制の時代には珍しく武家屋敷や商家、寺社が入り混じって形成されていた。 石州瓦と梅の木の町並みを歩く。 前回の記事 大田市駅前を離れ、石見地方を代表する景勝地である大森地区へ。 何度目の訪問だろう…ってぐらい好きな町並みのひとつ。何度来てもうっとりしてしまう。 今回の訪問時は天候があまりスッキリしなかった。小雨が降ったり止んだりで、レンズを濡らさないよう気をつけながら歩く。 ほら、お前たちの大好きな自販機カバーだよ… SNSでお馴染みですね。 粋な枠… この地を訪れる観光客は高齢の方が多いらしく(まぁそうだろうな)、町内に飲食店も多くはないため自販機は必