哲学とは、わたしたちが通常当たり前だと思っていること(自明なこと)からいったん身を引き離し、 「そもそもそれって何なのか」といった遡行的な問いを投げかけるところからはじまります。「てつがくカフェ@せんだい」では、 そのような問いを参加者どうしが共有し、「哲学的な対話」を とおして、自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験してもらうことを目的としています。 他の参加者との「対話」のなかで、あらためて自分の考えに気づかされることはとても刺激的な体験だと思います。また、他人の考えにじっくりと耳を 傾ける機会の少ない私たちにとっては、このような<対話の場>を設けることそれ自体に大きな意味があるのではないでしょうか。 これからも、仙台で/仙台から、どんどんおもしろい企画を展開していこうと考えています。 ■関連する活動および団体 書評カフェ 〈3.11以降〉読書会「震災を読み解くために」
震災語る哲学カフェ 対話を重ね考え続ける場(1/2ページ)2011年6月1日11時10分 渡部純教諭(左)の進行で開かれた「てつがくカフェ@ふくしま」=福島市置賜町 ファストフード店で開かれた「仙台哲学カフェ」=仙台市宮城野区 被災者を前に、哲学は有効か。東北など全国に広がる「哲学カフェ」と呼ばれる場で、東日本大震災をテーマにした議論が始まっている。体験や意見を語り、対話を深め、未曽有の震災と向き合おうとしている。 ■「なぜ生き残ったか」 JR福島駅近くの多目的スペースで21日、第1回となる「てつがくカフェ@ふくしま」があった。テーマは「いま、〈ふくしま〉で哲学するとは?」。参加者は参加費200円を払い、コーヒーを手に着席した。 「こんなテーマで始めたくなかったんですけど」 主催者の一人、小野原雅夫福島大教授(倫理学)が切り出した。もとは3月下旬、「〈ともだち〉とは誰か?」とのテーマで初開
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