「まず投資すべきは靴である」 服飾評論家の故・落合正勝さんは、確かにそう書きました。靴がいいとスーツが見違え、靴がいいと人物が見違えます。これは「足元を見る」の語源とは、ちょっと違うのですが、「この服装には、この靴じゃなき」というのが必ずあって、靴で服装が見違えるのは事実なんです。コーディネートの仕上げに靴を選ぶ方が多いと思いますが、靴選がその日のお洒落を左右すること少なくないでしょ。選ぶほど靴をお持ちでないなら仕方ないのですが、似たような革靴をいくつも持っていても「今日のこのスタイルにはこの靴」という明確な選択に落ち着くのは、やはり靴が要になるからに他ならないんです。 では、いくら投資すればいいのか? ズバリ言って10万円です。エドワード・グリーン、クロケット&ジョーンズ、チャーチ、オールデン、etc.。もっとお高い靴もありますがこのあたりが現実的でしょうか。個人的にも、靴を買うなら10