昨年12月、和歌山市の新市民図書館の指定管理者がレンタル大手『ツタヤ』の運営会社・CCCに選定された。だが、その選定方法について市民グループが和歌山市に情報公開請求を行ったところ、開示された資料(全210ページ)の大半が黒塗り。19年秋に開館予定の和歌山市“ツタヤ図書館”には以前からツタヤありきの出来レース疑惑が指摘されていた… 昨年12月、和歌山市が2年後に完成する駅前の市立図書館の運営者にレンタル大手『TSUTAYA』を展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)を選定した。 新刊書店とカフェ併設のお洒落空間が人気の、いわゆる「ツタヤ図書館」がついに人口36万人の県庁所在地にも誕生--地元メディアはこぞってポジティブに報じたが、実はその裏では反対運動を封じ込める議会運営が行なわれ、一部の市議が議会で暗躍するなど、あからさまなCCC誘致活動が繰り広げられていた実態を前回記事「議会