気がついたらもう12月である。今年もあと少しで終わってしまう。今年が終われば来年がやって来る訳で、来年になってしまう前に年賀状の準備が必要だ。最近では、 自宅のプリンターでも奇麗な写真付き年賀状を印刷することが出来る。いのししの写真などを年賀状に刷っておけば十分かもしれない。でも、それだとちょっと味気ない。そんな時は手作りして個性をアピールする、という手もある。例えば、1枚作るのに1万円かかる年賀状とか。 日本画用の絵具を使う 1枚1万円の年賀状には日本画用の絵具を使う。天然岩から作る高級な絵具で、10グラムで数千円もするという。その絵具1万円分を1枚の年賀状で使い切り、1枚1万円の年賀状とするのだ。 と、得意気に言ってみたが、このアイデアには元ソースがある。アーティストの村上隆さんである。保守的な日本画の世界に対するアンチテーゼとして、学生時代の村上隆さんは300万円分の絵具をベタ塗りし