1日、東芝の室町正志社長(写真)は、記者団に、メモリーを除く半導体2事業の構造改革について「方向性はできた。10月中には機関決定できるレベルにしたい」と述べた(2015年 ロイター/Toru Hanai) [東京 1日 ロイター] - 東芝<6502.T>の室町正志社長は1日、東京都内の本社でロイターなど記者団に対し、今年度中に事業ポートフォリオの姿を打ち出す方針を示した。NAND型フラッシュメモリーの収益に依存し、原子力事業も先行きが不安視される中、東芝の事業構造の方向性を打ち出す考え。 原子力事業については「出資や投資、キャッシュを伴う契約になる可能性が大きい」と指摘した上で、「パートナー戦略をいかに図るかが重要だ」と述べた。具体策は「白紙の状況だが、将来の原子力事業はそれも視野に入れていかなければならない」との考えを示した。 東芝は、原発などのエネルギー、フラッシュメモリーなどストレ