writer profile Tamaki Akasaka 赤坂 環 あかさか・たまき●フリーライター。岩手県盛岡市在住。「食」分野を中心に、県内各地を取材・原稿執筆。各種冊子・パンフレットの企画・構成・編集も行うほか、〈まちの編集室〉メンバーとして雑誌『てくり』なども発行。岩手県食文化研究会会員。 西和賀にんげん図鑑Vol.6 山菜栽培研究家 小田島 薫さん 西和賀の特産品、と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、山菜。 「西わらび」はその代表で、一般的なワラビよりも粘り成分が多く、 やわらかく、アクが少ないことから評価が高い。 町外から毎年食べに訪れるファンもいるほどだ。 西わらびに限らず、奥羽山系に位置する西和賀町の山菜は、アクが少ないのが特徴。 そしてそれは、〈母ちゃんの店わがや〉の記事にもあるとおり、 豪雪が温室の代わりとなって土や根を守り、 たっぷりの雪解け水が短期間の成長を促すから、