『知って役立つ民俗学』(福田アジオ/ミネルヴァ書房) 民俗学と聞くと「昔の村や地方の風習などを研究する学問」だと思う人も多いかもしれません。確かにそれはそうなのですが、それは民俗学の一部分に過ぎないのです。昔の村・地方の風習などと聞いて、身近に感じる人は少ないでしょう。しかし、この学問はそれだけではありません。神社仏閣で売っているお守りの意味など、日常の小さなハテナの答えや、他にも「おひとりさま」など、現代社会において身近な問題に切り込む力を持っているのです。民俗学を、現代社会の問題に対する切り口として活用したのが『知って役立つ民俗学』(福田アジオ/ミネルヴァ書房)です。ここでは、昨今話題に上る「おひとりさま」について紹介します。 最近「おひとりさま」というワードを目にする事が多くなりました。これは、本来は単身者を示す言葉として使われるものです。が、同時に時代の流れによって「夫婦と子供が居
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