日本サッカー界のパイオニアに、新たな勲章が加わった。 1970年代後半から80年代中期にかけてドイツ・ブンデスリーガでプレーし、 日本代表としても活躍した奥寺康彦氏が、日本サッカー協会の殿堂入りを果たしたのだ。 9月の掲額式典直後に、奥寺氏の喜びの声を聞いた。 ──殿堂入りした率直な感想をお願いします。 「ちょっと早いかなと思いました。 まだ先輩たちがいると思ったし、選ばれるとしてももう少し後になるのではないかなと思っていました。 だから殿堂入りを聞いた時は「えっ?僕でいいのかな?」と思ったのが正直な感想です。 殿堂入りの凄さも実感していなくて、嬉しい気持ちもあるけれど自分にはちょっと早いかなと思っているのが、率直な感想です。」 ──殿堂入りの連絡はどのようにして来たのでしょうか? 「8月下旬に日本サッカー協会から連絡があり「奥寺さん、殿堂入りします。」 殿堂入りが決まりましたという報告を