ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所などの国際研究チームは、14世紀に欧州などで感染症のペストが大流行した「黒死病」の起源が中央アジアにあることを解明したと発表した。キルギスの墓地から発掘された人の歯から、感染していたペスト菌のDNAを解読し、黒死病で流行した菌の祖先にあたることなどを突き止めた。黒死病の起源には中国など複数の仮説があり未解明だった。独テュービンゲン大学や英スターリング大
今夏の新型コロナウイルスの感染爆発はなぜ急激に収束したのか。専門家は考察を重ねてきた。ワクチン接種や人流の増減だけでは説明がつかない中、感染の「120日周期」という新たな仮説が加わった。これを学習した人工知能(AI)が唯一、人流増加でも感染者が減ると予測していたという。周期のメカニズムは不明だが、AIによると、第6波は1月中旬から2月の到来が予想される。(沢田千秋) 「人流が増えても8月後半には感染者数が減ると予想したのは、平田モデルだけだった」。そう指摘するのは、新型コロナ感染と経済の見通しについて研究を続ける仲田泰祐東京大准教授(経済学)。「平田モデル」は、名古屋工業大の平田晃正教授(医用工学)らが開発したAI予測システムだ。 今年8月13日、東京都の新規感染者数は最多の5908人を記録した。当時、政府の新型コロナ分科会の尾身茂会長は感染抑制のため「人流の5割削減」を国民に要請。専門家
Published 2021/11/16 15:34 (JST) Updated 2021/11/16 15:49 (JST) 一部のコウモリの細胞には、人で深刻な症状を引き起こすウイルスに対する抵抗性があることが分かったと、名古屋大や山口大、国立感染症研究所などのチームが国際学術誌に発表した。 名古屋大の本道栄一教授(ウイルス学)は「この抵抗性によって宿主になりやすいのではないか。コウモリを調べ、人でパンデミックを起こしそうなウイルスを事前に見つけることが重要だ」と話した。 コウモリは、エボラ出血熱や中東呼吸器症候群(MERS)などのウイルスの自然宿主として知られている。 チームは、人に感染するとインフルエンザのような症状を起こす「コウモリオルソレオウイルス」に着目した。
トルコ南西部カルカン沿岸の海に潜るダイバー(2004年7月20日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/TARIK TINAZAY 【5月22日 AFP】クジラの好物で、地球の酸素の大半を供給しているプランクトンに莫大な多様性が存在することを発見したとの研究結果が21日、発表された。 微小な植物、ウイルス、魚の幼生などを含むプランクトンは、水界の食物連鎖の土台を担う上、植物性のものでは光合成によって生成される酸素の半分を供給する重要な存在となっている。 米科学誌サイエンス(Science)に発表された、「タラ・オーシャンズ(Tara Oceans)」プロジェクトとして知られる長期の海洋調査航海の成果をまとめた5件の論文によると、プランクトンは、科学者らがこれまで考えていたよりはるかに複雑であることが判明したという。 国際科学者チームは2009~2013年、世界の海洋の主要海域すべて調
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く