【2021年1月3日、情報を更新しました】約30年続いた大学入試センター試験が廃止され、2021年1月から新テスト「大学入学共通テスト」が始まる。文部科学省は記述式問題を導入し、英語民間試験の成績を入試に利用する新たな仕組みを設ける予定だったが、制度の不備から共に取りやめた。結局、何が変わるのか。ポイントをQ&A形式でまとめた。 Q なぜセンター試験が廃止されたの? A 1990年に始まったセンター試験は、マークシート式でありながら、「暗記だけでは解けない、考えさせる設問がある」と高校の先生の間での評価が高かった。だが、国は「先行きが予想しづらいこれからの社会では、知識の量だけでなく、自ら問題を発見し、答えや新しい価値を生み出す力が重要になる」という考えから、思考力や判断力、表現力をより重視した新しいテストに衣替えする方針を決めた。 Q 記述式問題の出題が検討されていたけど? A 文科省は
文部科学省の高大接続システム改革会議(座長・安西祐一郎日本学術振興会理事長)は27日、大学入試改革を高校の次期学習指導要領と連動させるとの中間まとめ案を了承した。大学入試センター試験に代わり、2020年度に開始予定の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」など2つの新テストは高校の学習内容の変化を踏まえ、24年度から対象科目や出題形式を変更する。学習成果を測る目的で19年度に始まる「高校基礎学
大学入試で「明治以来」といわれるほど、大規模な改革が行われようとしている。受験業界に激震が走り、御三家を頂点とする進学校の偏差値ピラミッドが崩壊するかもしれない。衝撃の未来予想図。 開成、桜蔭に黄色信号 「'15年1月に順天堂大学医学部の入試で出された問題は、衝撃的でした。 たった一枚の写真(右)を見せられ、次のような設問がありました。 『キングス・クロス駅の写真です。あなたの感じるところを800字以内で述べなさい』 この問題には、旧来型の入試問題とはちがって模範解答がない。しかし、'20年に大学入試改革が行われると、こうした設問が主流になるかもしれません」 こう語るのは、かえつ有明中・高等学校校長で、『2020年の大学入試問題』(講談社現代新書)を上梓した石川一郎氏。石川氏が例に挙げた問題は、とうてい医学部の試験とは思えないような抽象的なものだ。しかし、このような思考のプロセスやそれを表
2020年度から大学入試制度が大きく変わることは、いま中学2年生以下の将来の大学受験生の保護者の方はご存じのことと思います。 どんな大学入試問題に変わるのか、それに伴い学習指導要領がどう変わるのか、学校現場の授業やテストはどう変わるのか、保護者の方は、まだ分からないことだらけで不安があることでしょう。 では、いまの中学3年から高校3年生までには、この大学入試改革が関係ないかというと、それもまた違うようです。早くもこの春の大学入試問題に、2020年を先取りしたような問題を出す大学、入試改革を始めた大学が出てきたのです。 早稲田大学他、2020年を待たずに入試が変わり始めた たとえば、英語です。 英語4技能テストとして、外部の民間資格試験を英語入試の代替とする動きは昨年度からすでに顕れていましたが、2017年度入試では早稲田大学でも導入されます。 文化構想学部・文学部などは、英語4技能テスト(
4年後の2020年を最後にセンター試験が廃止され、新しい入試制度に生まれ変わります。 これに先立ち、各大学の個別入試でも、従来的な知識重視の選抜テストに代わり、大学が求める人材像を明らかにし、意欲や個性を重視した「相互選択型入試」といわれるさまざまな入試が生まれています。 もはやこれは、当事者である高校生やその親世代にだけ関係することではありません。 なぜなら、そうした新しい入試や教育を経て、やがて社会に輩出される人材は、いずれ現在のビジネスマンとともに新しい働き手になるからです。20代のビジネスマンならば後輩、30代や40代であれば、こうした人材が部下になる日が来るでしょう。 彼らは、どんな入試や教育を経て、社会に出るのでしょうか。現在の受験トレンドとその目的について、リクルート進学総研 所長で、高等教育機関の経営専門誌『カレッジマネジメント』編集長でもある小林浩さんに伺いました。 リク
リチャード・ワイスボード・ハーバード大学大学院専任講師 専門は人間開発・心理学で、最近は幼少期における子供の脆弱性やレジリエンス、道徳面の発達、個々の習熟度の差、子供のための効率的な教育サービスなどの研究に注力している。 リチャード・ワイスボード氏(以下、ワイスボード):これまで大学の入試制度は学力テストの成績が判断基準の中心になっていたが、今後はそれ以外、例えば地域や家庭における活動も同等の判断基準にしていきたいと考えている。 米国の場合、所得の高い家庭や中程度の家庭で育った学生は優秀な大学に入ろうと、受験勉強で多大なストレスやプレッシャーを感じている。他方、低所得の家庭の学生は高校から帰ると家事をしたり、アルバイトをして家計を助けたり、兄弟の面倒を見たりと、経済的にも時間的にも勉強しづらい環境にある。 もっとも、そういう環境にあるからといって、低所得な家庭の学生が劣っているわけでは決し
1.日時 平成28年2月24日(水曜日) 15時~17時 2.場所 文部科学省 東館3階 講堂 (東京都千代田区霞が関3-2-2) 3.議題 多面的な評価検討ワーキンググループの議論のまとめについて 「高等学校基礎学力テスト(仮称)」について 中央教育審議会大学分科会大学教育部会での検討状況について 個別大学の大学入学者選抜改革について その他 4.配付資料 資料1-1 高大接続システム改革会議「多面的な評価検討ワーキンググループ」【議論まとめ】 (PDF:833KB) 資料1-2 多面的な評価の検討にあたっての参考資料1 (PDF:578KB) 資料1-3 多面的な評価の検討にあたっての参考資料2 資料2 高等学校基礎学力テスト(仮称)の問題に関する収集・作成・精査・確定等の方針策定に向けた基本的考え方(素案・たたき台) (PDF:659KB) 資料3-1 高大接続システム改革会議「中間
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