「旅行へ行きませんか?」そう言って兎羽山の温泉付きホテルへ誘ってきたのは、雪国が想いを寄せる一駿河蜜さん。胡蝶の宮発案の3人きりの温泉旅行に、雪国はどきどきわくわく。そんな雪国の様子を不審に思った舞姫は、SEC の面々に引きずられるように、弟を追いかけることに。男であることを明かせない雪国の、危険と期待が入り交じった小旅行、彼の恋路はいったいどーなる? 嬉し恥ずかし温泉旅行。混浴もあるよ? 前巻の引き通り、今回は蜜と胡蝶の君こと典子さんと連れだっての温泉旅行。雪国は正体を明かせていないだけに、いつばれるかと気が気ではないながらも、やはり蜜とのお出かけに心躍らせる様が初々しいなあと。そして、蜜のほうも、気になる先輩となってしまった舞姫(だけど中身は雪国)の一挙手一投足に振り回されてみたりと。そんなふたりのぎこちないやりとりや、ちょっとしたすれ違いで傷ついたりする幼い心の描かれ方がなんともお見