イーロン・マスクが YouTube チャネルでスペース X のテキサス工場スターベースの中を歩き回りながらロケット製造や電気自動車について説明しているのを観た。ツイートしたこの件。 これがめちゃくちゃに示唆に富んでいて面白かった。この日のイーロン・マスクは饒舌で楽しそうなので、かなり魅入ってしまった。きっと彼はカンファレンスや会議室の中でインタビューを受けるよりも、工場でみんながロケット作ったり作業している場で語った方が情熱を込めていろいろ説明してくれるんだと思う。 この中で製造工程の話があって、これはロケット製造などの特定分野だけでなく、IT やその他の分野にでも当てはまる普遍的な知見だと思ったので意訳してみた。ざっとビデオを観て印象に残った部分だけを意訳した。あくまで大枠で言ってることをまとめただけなので、もし詳細に興味があればぜひビデオを観てイーロン・マスクの話を直接聞いて確認してく
IT企業が社内の新人エンジニアに向けた研修資料や動画を無償公開し、話題になっている。学べる内容はIT業界の文化からゲームエンジン「Unity」を使ったゲーム開発までさまざまで、中には150ページ超のスライドや5時間超の動画もある。 ネット上では「初心者(エンジニア)の指針になる」「IT基礎知識の一通りのことが身につく」「動画があって助かる」などと評判だ。改めて公開内容と目的をまとめた。 サイボウズ、新人ITエンジニア向けに「IT業界文化」など サイボウズが7月20日に公式ブログで、4月から6月にかけて行った研修の資料を公開した。7月30日時点でブログへの「はてなブックマーク」(以下、はてブ)は約1950件、Facebookの「いいね」は約590件付いている。同社は“駆け出しエンジニア”向けとしている。 (関連記事:サイボウズの“駆け出しエンジニア”向け研修資料が話題 Webアプリ開発やIT
触覚のある義手の開発に成功!そのリアルさは心も動かす2019.07.31 21:0012,009 Ed Cara - Gizmodo US [原文] ( 山田ちとら ) 義手「LUKE」を使って卵(左)、ぶどう(右)をつまんでみせる 被験者のKeven Walgamottさん Image: Science Robotics via Gizmodo US 冷たい小川に手を浸したり、大好きな人と手をつないだり。 あたり前に思われているけど、手をのばして身のまわりのものの触感を味わえるって、生きているうえでものすごく重要ですよね。 手や腕と同時に触覚も失ってしまった人々は、これまで義手をつけても触覚を取り戻せないままでした。それが、このたびアメリカのユタ大学が開発した新しい義手を使えば、切断手術を受けた人も触覚を感じられるようになるそうなんです。 その義手の名は「LUKE」。もちろん、父との激闘
NTT(持ち株会社)は5月30日、座ったままの状態であたかも歩いたような感覚を作り出す技術を開発したと発表した。足の裏に振動刺激を与えることにより、歩いていないのに歩いたかのような感覚が生み出せるという。今後、4D映画館やVRアミューズメント施設などのVR空間で、歩行体験を高めるための技術としての応用を検討する。 歩行時に実際に生じた振動を歩行音として記録し、増幅処理などを行った上で、ボイスコイルモーター(振動子)を使って座っている人の足裏に振動刺激を再現すると、歩いているような感覚が生じさせられることが分かったという。 人間は、身体に近づいてくるような音を聞いているとき、身体に触れているものへの反応時間が短くなり、歩行中にはこの反応時間がさらに減少することが報告されている。この反応時間の減少は、パーソナルスペース(身体近傍空間)が拡大している、と解釈されている。 今回の技術を使い、歩行感
興和(名古屋市)と農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市)は5日、ミノムシから糸を取る技術を開発したと発表した。自然繊維で世界最強とされるクモの糸よりも強く丈夫なことも発見した。新しい繊維などの材料として、自動車や航空機への応用が期待できるという。 ミノムシはミノガの幼虫。カイコやクモと同様、たんぱく質でできた糸を吐く。実験の結果、強度や丈夫さが優れているクモの糸に比べ、ミノムシの糸は、丈夫さでは約2・2倍、強度で約1・8倍など、すべての項目で上回った。そこで、自動車の外装にも使われる繊維強化プラスチック(FRP)にミノムシの糸を組み込んだところ、従来のFRPの数倍の強度になったという。他にも340度までの耐熱性があり、代表的なナイロン糸の5分の1の細さであるなど、さまざまな利点が見つかった。 ミノムシの糸は真っすぐに取り出せない難点があり繊維として使えなかった。しかし特殊な装置を
NASA「HoloLensをつけてロケットを組み立てると効率いいよ」2018.10.22 22:0011,326 岡本玄介 1,500ページの説明書はもう不要です。 NASAが飛ばす宇宙船オリオンは、ロッキード・マーティン社が開発を行っています。そのエンジニアたちは、その組み立てに複合現実ゴーグル「HoloLens」を使用しているんですって。 MIT Technology Reviewによりますと、ロッキード・マーティン・スペース・システムズの生産操業部副社長、ブライアン・オコーネル氏は「大体いつも、我々は初めてのものを組み立てているんです」とコメントしています。たとえば工場で何千個も同じものを作っていたら、身体が作り方を覚えてしまうことでしょう。ですが1点モノの宇宙船はそうはいきませんし、しかも失敗が許されないのです。 伝統的には、1,000ページ以上の説明書を作業員たちと読むのですが…
顔認識はもう人間だけのためのものではないようだ。 米国時間10月8日、ノルウェーの養殖大手のCermaqが、サケの養殖場にフナムシ対策としてサケの顔をスキャンする顔認識技術の導入を計画していると、Bloomberg Businessweekが報じた。経時的に追跡できる医療記録を1匹ずつに付けるのだという。 Bloomberg Businessweekによると、サケ養殖場にとってフナムシの増殖は大きな問題で、サケ養殖業の世界市場での被害額は年間で10億ドル(約1133億円)にも上るという。Cermaqのシステムには3Dスキャンが可能なカメラが用いられ、魚の目・口・えらの周辺の模様のパターンを記憶することにより、それぞれを識別できるという。フナムシが付着していたり、皮膚病にかかっているサケは隔離され、治療を施されると同誌は報じている。 サケ養殖業界が顔認識を増産への手段と見なしている一方で、法
いよいよホントにロボットが重労働を人間の代わりにやってくれそう。釘打機で壁を作るヒューマノイドを産総研が開発2018.10.09 12:3017,641 Andrew Liszewski - Gizmodo US [原文] ( 岡本玄介 ) 人間の重労働作業を代わりにこなします。 アメリカでは2足歩行でランニングし、見事なバク宙までキメてしてしまう「ATLAS」君なんてロボットがいますが……日本の国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)も負けてはいられません。 彼らが作ったのは、無骨な容姿でタッカーによる釘打ちをこなす、建設作業用ヒューマノイドロボット「HRP-5P」。合板を手に取りクルっと縦に持ち直し、壁にくっつけて電動工具でDIYしてしまう器用なヤツなのです。 Video: 産総研広報/YouTubeなんということでしょう! ロボットが壁を作ってしまいました! 見た目はなんとなく映
VR世界を歩くのにトレッドミルは不要だった…。靴底に履くVRソール「Cybershoes」2018.06.18 20:0021,932 岡本玄介 一昔前に流行ったローラーシューズ的な? VR元年と呼ばれた2016年から現在までに、さまざまなVR用周辺機器が開発されてきました。その中でもなくてはならないのが、まず絶対にゴーグル。次いでハンド・コントローラーとトラッカーがあればVR内で操作もできます。そして、大掛かりな装置ですが仮想現実世界を自力で歩くためにあったらベターなのが……トレッドミルなんですよね。 たとえば鍋蓋をひっくり返したような床を歩き、常に中心に滑り落とされる「Virtuix Omni」や、現在開発中で横方向に回転するベルトが、ランニングマシーンのように縦方向に流れる「オムニダイレクショナル・トレッドミル」など、各社が凌ぎを削っているジャンルでもあったりします。 そこで、先日開
「『インクレス』は、プリンター界における“フィルムカメラからデジタルカメラへの移行”のようなものです」 1950年代から本格的な開発がはじまったといわれているインクジェットプリンターは、書物や文書を一文字一文字書き起こしし、活版印刷とは比べ物にならない速さで複製する現代の優れた発明品だ。3Dプリンターやデスクまで書類を届けてくれるロボットプリンターまで登場するなど、昨今はプリンター発展期ともいえる。オフィス・工場・家庭で誰もが触れる身近なロボットのプリンターだが、彼につきまとう“めんどう”といえば、「インクカートリッジの購入・交換」だろう。カラーで何百枚も刷れば、またか…「カートリッジ交換サイン」。オンラインで一番安いカートリッジを探し、届いたらプリンターをガバッと開けての交換作業が待っている。 そんなプリンターのめんどうをオランダの大学院生チーム「Tocano(トカノ)」が解決してくれる
レイア姫も再現できる? 千葉大学が立体映像を空中に投影するホログラフィー技術を開発中2018.04.23 18:0015,974 岡本玄介 魚は体長約4mmですが、未来への一歩です。 映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』では、レイア姫が「助けて、オビ=ワン・ケノービ。あなただけが頼りです」と、ホログラム動画を介して訴えかけていましたよね。実は、世界はこの技術の実現に向かって動いているんです。 千葉大学は、リアルタイムで立体映像を空中に投影できるホログラフィーのシステムを開発しています。まずはこちらの映像をご覧ください。 Video: 日刊工業ビデオニュース/YouTube仕組みとしては、向かい合わせに配置した2枚の放物面鏡(凹面鏡)と、立体像を記録・再生するホログラフィー技術を合わせることで実現しています。まず2cm x 1cmの小型液晶ディスプレイに映像を表示し、そのうえ
ヒトの肝臓の細胞を特殊な化合物を使って肝臓の元となる細胞に変化させることに国立がん研究センターのグループが成功し、将来的に重い肝臓病の新たな治療法の開発につながる可能性がある成果として注目されます。 この肝前駆細胞は培養して大量に増やすことができ、肝臓の細胞が傷ついたマウスに注入したところ、2か月ほどで傷ついた細胞のほとんどが注入した肝前駆細胞から変化した肝臓の細胞に置き換わったということです。 グループによりますと、ヒトの肝臓の細胞を化合物で肝前駆細胞に変化させたのは世界で初めてだということで、今月開かれる日本再生医療学会で発表することにしています。 国立がん研究センターの落谷孝広分野長は「操作はとても簡単で、将来的には重い肝臓病の新たな治療法の開発につながる可能性がある」と話しています。
欧州宇宙機構(ESA)が、世界で初めて「空気を取り入れて加速させることで推進力を得る」という仕組みを持つ空気吸入型の電気推進器の開発に成功したことを発表しました。この推進器により、比較的低めの地球周回軌道を飛ぶ人工衛星が空気という無限の「推進剤」を使って飛び続けることが可能になります。 World-first firing of air-breathing electric thruster / Space Engineering & Technology / Our Activities / ESA http://www.esa.int/Our_Activities/Space_Engineering_Technology/World-first_firing_of_air-breathing_electric_thruster ESAが開発に成功した新型の推進器は、地球の大気圏と宇宙空
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