ACCESSは4月12日、2012年1月期は連結売上高が前期比32%減の170億円にとどまるなど、大幅な減収減益になる見通しだと発表した。スマートフォンの普及で従来型携帯電話(フィーチャーフォン)の出荷が減少していることから、同社の携帯向けソフト売り上げが大幅に減る見通しのため。このため人員削減に踏み切り、従業員の約2割近い200人の希望退職者を募集する。 同期の連結営業利益は64%減の16億円に、個別売上高は半減以下の100億円(前期は223億円)にとどまる見通し。無償のAndroidが台頭し、同社の携帯向けLinuxプラットフォームの収益計上が困難になっている上、これまでの収益基盤だったフィーチャーフォンの出荷台数が減少しているためという。 今後は事業基盤・収益モデルの転換を進めるが、コスト構造の改善に向け、200人の希望退職者(6月末退職予定)の募集を実施する。 経営責任を明確にする