今年の春まで、主要なクラウドでJavaをサポートしているのは、Goolge App Engineのみでした。クラウドで構築するアプリケーションのサーバサイドのプログラミング言語としてRubyをはじめとしたオープンソース系の言語が注目を集めていたこともあり、「クラウド時代にJavaはフェードアウトしていくのではないか」とさえ思える状況でした。 しかしこの半年で状況は大きく変わりました。Amazonクラウドをはじめ、VMware、Red Hat、そしてオラクルもJava対応のクラウドを発表しています。今月行われたJavaOneではクラウドに向けた進化も発表され、Javaはクラウド時代にも、その存在感を示すことになりそうです。 クラウドでのJavaについて、これまでの経緯をまとめました。 この半年で立ち上がったクラウドのJava環境 この半年で、Java対応のクラウドが次々に発表されました。 4
日新製鋼は基幹システムを日本IBMのパブリッククラウド「シェアード・ホスティング・サービス」に移行したと、IBMが発表した。 日本IBMは5月30日、日新製鋼がこれまで自社所有のホストコンピュータで稼働していた基幹システムを、IBMのパブリッククラウド「シェアード・ホスティング・サービス」に移行したことを発表した。これにより、日新製鋼は固定ITコスト削減や災害対策強化を実現できるとしている。 シェアード・ホスティング・サービスは、IBMのデータセンターに設置した企業向けメインフレーム「IBM System z」上に多数の仮想マシンを作成し、それらをパブリッククラウドとして利用者に割り当てることで、1つのメインフレームを多数の利用者で共有するサービス。サービス利用者は実際に利用したリソース分しか費用がかからないほか、高度な災害対策/セキュリティ対策などを施したIBMデータセンターのシステム環
Salesforceといえば、ちょうど最近行われたSalesforce Developers | Developer Eventsというイベントに参加された方もSI業界では多くいらっしゃるのではないかと思います。私はそのイベントには参加していませんでしたが、先日会社でSalesforceのSE*1の方からお話を伺う機会がありました。 Salesforceの提供するForce.comのようなパブリッククラウド上での開発を最初からなんとなく敬遠してしまう組織もあるかもしれませんが、多くの業務システム開発に対しては開発生産性がJavaや.NETの5倍という宣伝文句は決して大げさでないケースが多いと考えます。実際この5倍という数字は日本における実績というよりワールドワイドでの実績に基づくものと思われますが、海外ではそもそもSalesforceが対象とするような領域ではもともと生産性の高いフレームワ
どのクラウドが受託に向いているか? Javaに未来はない、インフラ担当にも未来はないのか ~ クラウドごった煮パネルディスカッション(PaaS編 後編) 国内にあるクラウドのユーザーコミュニティに集まってもらい、ディスカッションを行う日本で初めてのイベント「クラウドごった煮」が、昨年末12月11日に開催されました。Windows Azureのユーザー会(Japan Windows Azure User Group、JAZ)の人たちが中心になり、つてをたどってほかのクラウドのユーザー会などに呼びかけて実現したものです。 (この記事は「Google App Engineは敷居が高いのがメリット? セールスフォースは開発生産性が高いが制限にも苦しむ ~ クラウドごった煮パネルディスカッション(PaaS編 前編)」の続きです) Javaに未来はない? 新野 PaaSの場合は言語とデータベースが決ま
Salesforce.comは12月8日(現地時間)、RubyのPaaSベンダーであるHerokuを2億1,200万ドルで買収することを発表した。米国サンフランシスコで開催中の年次ユーザー&デベロッパーカンファレンス「Dreamforce 2010」の基調講演には、HerokuのCEOであるByron Sebastian氏が登場した。「Heroku」はそのままSalesforce.comの新たなRuby向けのクラウドプラットフォームとなる。 前日の基調講演で予告していたとおり、Salesforce.comの会長兼CEOを務めるMarc Benioff氏は新たなクラウドサービスを2つ発表した。その1つが「Heroku」だ。 同氏はForce.com上でJavaアプリケーションを稼働させるためのプラットフォーム「VMforce」の開発を行っている際、さらにプラットフォームを拡張するにあたり、R
経済産業省は16日、インターネット経由で情報やソフトウエアを共同利用する「クラウドコンピューティング」をめぐり、2020年までに累計40兆円超の新サービス市場が世界で創出されるとの予測を盛り込んだ研究会の報告書を発表した。情報処理による二酸化炭素(CO2)排出量も1990年比で約7%削減できるとした試算も公表した。 経産省は、クラウドコンピューティングの市場創出に向け、来年度予算でプラットホーム実証事業などを要求する方針だ。 報告書は普及促進に向けて(1)データの外部保存やサービスの外部委託の障害となる諸規制の緩和(2)デジタル教科書など著作物の2次利用を可能とする制度整備(3)データセンターの国内立地の促進(4)クラウドサービスを通じた国際展開−などを打ち出した。 研究会は慶応大学環境情報学部の村井純教授を委員長に、IT(情報技術)企業らで構成。昨年7月から議論を続けてきた。 【
PublicKeyの新野さんが刺激的なエントリを書かれているので、便乗してこれからのSIerの未来像を考察してみます。 顧客にとってITコストの削減はSIerにとって売上げの減少になります。顧客がクラウドのサービスをそのまま利用することは、開発やカスタマイズをすることに存在意義があるSIerそのものを脅かします。 クラウドの存在は、SIerにとって逆風のように見えます。そしてSIerの存在もクラウドの普及にとって逆風なのかもしれません。 日本のSIerはクラウド普及の逆風なのか? - Publickey クラウドとSIerの価値が相反している為、お互いにとって「目の上のたんこぶ」ではないかという意見ですが、現状その通りだと思っています。開発せずにスムースにサービスを利用できることがクラウドの強みでもありますが、システム運用をクラウドによって完結させることができる故にシステム基盤の構築・運用
クラウドの台頭に伴い、情報システムを「利用」する動きが広がりつつある。Google Appsの本格運用を4月に開始した富士ソフトもその潮流に乗った1社だ。だがクラウドは万能ではない。同社が運用までに体験した経緯、そして導きだした最適解を追う。 「Googleで変えたい」――富士ソフトは2008年6月、Google Appsの企業向けサービスを販売する代理店としてGoogle日本法人と契約を結び、こう意気込んだ。独立系ソフトウェアベンダーとして手に入れたクラウド型のキラーサービスで、利益拡大に向けて積極攻勢に出ている。一方で、自らGoogle Appsを社内に導入し、4月から従業員1万人以上が使うシステムとして運用している。 クラウドコンピューティングの普及に伴い、情報システムが「所有」から「利用」する形態に変わり始めている。だが変化には痛みが伴う。富士ソフトでは1万人の大規模でクラウドを使
Amazon EC2 Secure and resizable compute capacity for virtually any workload Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) offers the broadest and deepest compute platform, with over 750 instances and choice of the latest processor, storage, networking, operating system, and purchase model to help you best match the needs of your workload. We are the first major cloud provider that supports Intel, AMD,
米Sun Microsystemsは5月5日(米国時間),米Amazon.com仮想サーバー・サービス「Amazon EC2」の上で運用する「OpenSolaris」と「MySQL」に対して,サポートを提供すると発表した。MySQLに関しては有償サポート・サービスも提供する。 Amazon EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)は,Amazonが運用するコンピュータ資源を「仮想マシン」単位で利用できるサービスである。1.7Gバイトのメモリーと仮想プロセッサ・コアを2個,160Gバイトのストレージを備えた仮想サーバーであれば,1時間当たり10セントで利用できる。これまで利用できるOSはLinux(Red Hat Enterprise Linuxが正式サポート)とWindowsだったが,そこにさらにOpen Solarisが加わった。 またSunは,3月に買収した「
2009/03/26 米Amazon Web Servicesは3月24日、統合開発環境のEclipse用のプラグイン「AWS Toolkit for Eclipse」を発表し、無償ダウンロード提供を開始した。Apache 2.0ライセンスでオープンソースとして公開していて、バグフィックスなどのパッチや機能追加も受け付けている。 Eclipse中から、Amazon EC2上に任意の数のサーバインスタンスを起動してクラスタとして設定・管理ができるほか、アプリケーションの開発、デプロイ、リモートデバッグまでできるという。Tomcatコンテナの設定・管理も可能。現在、サポートしている開発言語はJavaとTomcatだけだが、ユーザーからのフィードバックを受けながらGlassFishやJBoss、WebSphere、WebLogicなどのアプリケーションサーバや、ほかの言語もサポートしていくとして
Java applications in the cloud The fastest way for developers to build, manage and scale Java applications on EC2. Step 1: Create an Application Jumpstart application development in minutes using Stax application templates. Servlet MVC frameworks - Apache Struts and Wicket Rich Internet applications - Adobe Flex and Google Web Toolkit Web scripting - JSP, Jython, JRuby (on Rails) and Adobe C
Slim3をGAE/Jに対応させました。 デモサイトはこちら。 http://higayasuo.appspot.com/ ソースコードをチェックアウトしたい場合はこちら。 http://code.google.com/p/slim3/source/checkout https://slim3.googlecode.com/svn/を指定してチェックアウトできます。デモ用のプロジェクトは、slim3-demoです。 SAStrutsのチュートリアルをやったことのある人なら、デモサイトが、そっくりだということがわかるでしょう。Slim3 Struts(SAStruts相当)がGAE/Jで動くわけです。 素のStrutsだとGAEではファイルアップロードに失敗しますが、Slim3 Strutsはその辺も対応してます。 やってみて感じたのは、GAE/Jは、制限が結構厳しいので、高度なフレームワー
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