前号の「松下政経塾政権のスタートとその真相」に続いて、気鋭かつ異色のジャーナリスト2人の警鐘をお届けする。(9月1日収録) 松下政経塾政権の本質 本澤 ナチス思想と人脈がワシントン経由で松下政経塾と稲盛財団につながったという藤原さんの見方からいくと、松下政経塾の初代内閣の今後が心配されあるいは内外政策においてどんな事が予測されますかね。 藤原 中田宏前横浜市長は皇国史観の信奉者で、「つくる会」の教科書を採用した。神奈川県の前知事松沢成文も政経塾の出身者でした。 本澤 政経塾はつくる会ともくっついている。 藤原 そうすると、横浜市で育った人間は完全にそういった思想、考え方を持つようになる。そういう人間が神奈川に始っていろんなところから出てくる。 本澤 横浜の前市長、中田宏は狂信的だったし、東京・杉並区の山田宏前区長も皇国史観教育を進めている。 藤原 そうした動向は、きちんと調査、整理して一冊