アメリカのSF作家、マイクル・フリンが、2023年9月30日、ペンシルベニア州イーストンの自宅で亡くなりました。 フリンは1947年イーストン生まれ(生月日不詳)。84年にSF専門誌〈アナログ〉で短編デビュー。97年に初の長編In the Country of the Blindを刊行、同書はリバタリアニズムのSF小説を対象とするプロメテウス賞を、また第一長編を対象としたコンプトン・クルーク賞を受賞。ハードSFの書き手として活躍しました。 2003年には、宇宙事業の発展に寄与したものに贈られるロバート・A・ハインライン賞を受賞しています。 創元SF文庫では、1997年にラリー・ニーヴン、ジェリー・パーネルとの共著『天使墜落』(上下、浅井修訳)Fallen Angels(1991)、2010年に単著『異星人の郷(さと)』(上下、嶋田洋一訳)Eifelheim (2006) を刊行し、どちらも