東大生の多くが、裕福な家庭で育ったという調査結果があるそうです。お金がある家庭の方が教育への意識が高いのと、教育にお金を投入できることが理由として上げられています。 家庭の経済力と子供の成長に相関があることは、確かに事実です。多くの家庭にとって、身も蓋もない話でしょう。しかし、事実の奥にある学力向上のメカニズムを理解すれば、経済力がそれほど高くなくても、子供を成長させることはできるはずです。 幼児教育の経済学という本を読み、早期教育の効率の高さについて知りました。本書を読みながら考えたことをまとめました。 スキルがスキルを生む 足し算、引き算ができなければ、掛け算や割り算を理解できないように、人が知識や知恵を学ぶには、順番があります。連立方程式をいきなり理解することはできません。算数を順番に学んだ上で、初めて分かるものです。 小学校1年生の算数でつまづいてしまうと、小学校はもとより、中学数