昨年7月までポーランドに避難していたウクライナ人のアンナさん(左)とアリビナさん(左から3人目)姉妹。支援にあたる坂本龍太朗さん(同2人目)の娘、萬里桜(まりさ)さんともすぐに打ち解けた=2022年9月、ポーランド・ラセック(いずれも本人提供) 2025年が明けました。同時に、ロシアのウクライナ侵略から3年になります。戦禍は収まるどころか、激しさを増すばかり。隣国ポーランドで、父や兄と離れて暮らすウクライナの子供たちにとって、避難生活という非日常は、今や日常化しています。 私がポーランドに移住したのは、10年夏の現地大学院への入学がきっかけでした。翌年、ワルシャワで日本語学校を設立し、日本語を教えながら、和太鼓や書道などの日本文化を紹介しています。 そんな平和な生活も22年2月24日、ロシアのウクライナ侵略で一変しました。 ポーランドは、その日の朝、氷点下の冬としては珍しい曇り空。普段通り