ガラタサライ戦に先発フル出場、ドルトムント戦に続いてゴールをアシストした内田篤人 敗戦を告げる笛が鳴ると、内田篤人はその場に立ち尽くした。相手選手と握手を交わし、ベンチからスタッフや味方が駆け寄ってもまだ動けずにいた。ようやく動き出したのは、選手たちがゴール裏のファンへの挨拶を始めてから。いつもなら丁寧に行なうところだが、そんな気力も残っていないのか。あっさり済ませるとロッカーへと向った。その後、取材エリアには早々に現れた。心底がっかりした。そんな心境が伝わってきた。 内田がぽつりぽつりと話し出す。 「前半の残り10分で試合が終わってしまった。勝てないとしたらこんな感じかなと思っていた」と、セットプレイとカウンターでやられた試合を振り返った。 試合の入り自体はスムーズだった。だが、徐々にガラタサライにペースを握られる。3日前のルールダービーで負傷したフンテラールを欠くシャルケは、とにかく高