NPB引退後に医師へ…元DeNA寺田光輝さん「自分にしかできないことがある」 日本人で史上初めてプロ野球選手から医師への転身を遂げようと、順調に段階を踏んでいる男がいる。DeNAに投手として2018、2019年の2年間在籍した寺田光輝さんは、2021年10月に東海大医学部へ編入。5年半をかけて修了した後、医師国家試験に挑む予定だ。プロ野球選手と医師と言えば、どちらか1つになるのも非常に難しい職業。一生のうちに両方へ就こうとしている、寺田さんの波瀾万丈の人生とは──。 「世の中にそういう“超人”がいるのなら、自分もなんとか近づきたいと思います」と寺田さんは目を輝かせる。MLBでは、元カージナルス内野手のマーク・ハミルトン氏が現役引退後に医大で学び、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻だった2020年から内科の研修医となった。ほかにも、NPBでも1975年に強打の助っ人一塁手として広島の球団創設