2011年09月09日09:27 カテゴリ哲学・宗教・思想国際情勢と政治 自分の生活に影響が出ると不満をぶつけ、普段は社会の問題を黙認、という人間の習性 900字 . ナチス・ドイツが、第二次世界大戦の終結までに、 多くのユダヤ人を虐殺したが、 それには、長い年月のユダヤ人差別の歴史があった。 そもそも欧州全体で、 ユダヤ人が嫌われるようになった理由は、 ①元々、ユダヤ教が選民思想で、 ②キリスト教からみると教祖を殺害した張本人で、 ③14世紀のペスト流行の原因だ(ユダヤ人が広げた)とデマが流れ、 ④シェイクスピア「ベニスの商人」で金貸し強欲のイメージが定着、 ⑤1929年、世界恐慌の原因はユダヤだと世界中で噂が流れた。 疫病が流行した時も、経済不況に陥った時も、 欧州の人々はユダヤ人のせいだと決めつけ、 「石を投げる」ことが慣例となっていた。 これらの結果、ナチスが欧州全域で 600万人