インターネットをしていて、脳が"溶ける"状態になる。 表現するのが難しいが、"溶ける"状態にると、落ち着かない、集中できない、イライラする等の不快な症状に襲われる。 身体的には前頭葉あたりに熱を感じる。 例えばニュースサイトを回っている時。気になった記事をCtrを押しながら次々クリックする。 ウィンドウには未読の記事がタブとなって積まれる。これらの積まれた未読記事を"消化"する。 自分の知りたいキーワードや面白いポイントだけを選択して読み、関心の網にひっかからなかったところは捨てる。 食欲と同じで、記事を"消化"し始めると、更に多くの記事を求めるようになる。 サイトに表示されている関連記事やニュースフィードを眺め、Ctrを押しながらクリックしていく。 そして、重なったタブを作業のように"消化"する。 記事を"消化"している時、記事の内容について深く考えることを放棄している。 作者が伝えたい
テレビを観ながらパソコンでゲームをやる、テレビを観ながらツイートをするなどなど、テレビを観ながらマルチタスクをこなす人は多いだろう。ところが、最新の調査で、この行為がうつ病にかかるリスクを増大させることが明らかになった。 同調査を主導した米ミシガン州立大学のMark Becker氏によると、調査の結果、テレビやゲーム、SNSなどを同時に操作する“メディア・マルチタスキング”とメンタルヘルスには深い関係があり、メディア・マルチタスクを頻繁にする人ほどうつや不安障害の症状が重いとわかったとか。もちろん原因は、長時間スクリーンの前で過ごすことにより実際に人と顔をあわせて話す時間が少なくなり、対人コミュニケーションをとらなくなるからだと考えられる。ただし、メディア・マルチタスクがうつにさせるのか、うつや不安障害の症状がある人ほどメディア・マルチタスクをする傾向があるのか、その因果関係は明らかになっ
名古屋大学(名大)と東京大学は、古典芸能で使う「能面」が多様な表情を見る側に想起させるのは、能面の各顔パーツが異なる情動を表現している「情動キメラ」であることが原因であり、こうした「情動キメラ」からの表情判断は、主に口の形状に基づいてなされることを示したと発表した。 成果は、名大大学院 情報科学研究科の川合伸幸准教授、東大大学院 総合文化研究科の岡ノ谷一夫教授らの共同研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、米国東部時間11月21日付けで米オンライン科学誌「PLoS ONE」に掲載された。 情動研究において、表情認知は重要な分野であり、そのメカニズムの解明は多くの研究者によって行われてきた。日本の伝統芸能である「能」で用いられる「面(おもて)」は、古くから「能面のような」という言葉で知られるように「無表情」の代名詞とされている。 しかし、実際に上演される能の舞台では、木彫りの面であり形状
記憶システムの6つ目がワーキングメモリです。 ワーキングメモリは、三〇秒程度で失われる短時間の記憶です。たとえば、人に電話番号を教えられてその番号に電話するとき、かけるまで数字を覚えていなければなりません。この短い記憶がワーキングメモリです。暗唱したりすることにより時間を延ばすことができます。 脳の情報の基本ルートは、感覚器官⇒感覚野⇒感覚連合野⇒前頭前野⇒運動連合野⇒運動野⇒運動器官です。このうち、前頭前野から感覚連合野、運動連合野から前頭前野へは逆行するルートがあります。この逆行ルートのニューロンの興奮を維持することにより、感覚を再入力し続けることがワーキングメモリなのです。 ふつうニューロンには、オート・レセプター──過剰な発火が続くことを抑えるしくみがあります。ワーキングメモリのルートである前頭前野、側頭連合野には、オートレセプターがないニューロンがあり、興奮状態が長時間維持できる
神経細胞(ニューロン)が緻密な脳のネットワークを作って,記憶や学習という脳の中心的な役割を果たしているのに対し,グリア細胞はこれらを補佐する脇役と考えられてきた。グリアの役割はニューロンに栄養を運んだり,軸索を絶縁して電気信号を送る手助けすることで,積極的に脳機能に影響を与えているとは考えられなかったからだ。 しかし,最近の研究から,グリア細胞の別の姿が見えてきた。グリア細胞はニューロンが置かれた状況をモニターしながら,グリア同士で情報をやりとりし,ニューロンのシナプス形成をコントロールしているらしい。記憶や学習という脳の高次機能は,実はグリア細胞によって支えられている可能性が高い。 グリア細胞は数の上ではニューロンをはるかに上回り,役割に応じてさまざまな種類がある。中枢神経系ではアストロサイト(栄養を運ぶ),オリゴデンドロサイト(ミエリン鞘を作る),ミクログリア(免疫を担う)が主なグリア
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