ドワンゴとNTT(持ち株会社)は11月20日、「niconico」の視聴品質の最適化や生放送へのH.265/HEVC導入などで共同実験を始めたと発表した。資本・業務提携による取り組みの一環で、「国内最大級の動画サービスと通信事業者が、互いに共通するネットワークの課題に挑戦し、解決する取り組み」だとしている。 昨年7月に資本・業務提携し、NTTはドワンゴ株式を取得。それから1年強の取り組みの成果として、(1)バーチャルリアリティ(VR)ライブ配信、(2)視聴品質最適化、(3)H.265/HEVC適用――の3つを説明している。 HMDで臨場感あふれるライブ配信 VRのライブ配信は、ライブ会場に設置した360度全天球カメラの映像をインターネットを通じて生配信する技術。視聴者は、Webブラウザ上のビューアやヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使って自宅にいながら現地の雰囲気を体感できる。 ユーザ