2011年10月上旬から発生した大規模洪水は、タイに多大な被害を及ぼしている。タイは、ASEAN諸国の中で最も日系メーカーの進出が多い国であり、多くの工場も建設されている。現在、多くの工場が操業停止となり、洪水の被害が長期化すれば、それほど日本の製造業は打撃を受けることになる。このページでは、タイの洪水に関連する情報を、できるだけ正確にお伝えしていきたい。
熱帯性気候に分類され湿潤な気候であるタイでは、様々な小地域で季節的に激しい鉄砲水が起こりがちである。鉄砲水はタイ北部から始まり、チャオプラヤー川を通って下流のタイ中部の平野に広がる。東北部の台地ではメコン川に注ぐチー川とムン川に流れ込み、あるいは沿岸部の岡の側を通り東部に広がる。ベトナムや半島の南部を襲った熱帯低気圧の残滓は一般に降水量を増加させるため、それによってさらなる洪水のリスクをもたらす。複数のダムや灌漑用水路、放水路といった排水制御システムは整備されていたものの[3]、特に農村地域では、洪水の被害を防ぐためには不十分なものだった。タイの首都バンコクはチャオプラヤー川の河口部に位置し洪水になりがちな場所であったが、2001年に始まった排水トンネルシステムなど、頻発する洪水を防ぐための多大な努力が払われていた[4]。1995年にバンコクで大きな洪水が起きた後は小規模な洪水があったのみ
タイで起きている洪水は、各地に大きな被害をもたらしただけでなく、アユタヤ周辺の工業団地を水没させたことで、日本企業の生産活動に打撃を与えた。首都バンコクでも、中心部を流れるチャオプラヤ川が一部で氾濫し、じわじわと浸水域が広がっている。 なぜ今回の洪水は、これほどまで規模が拡大しながら、長期にわたって続いているのか。グローバル化が進む中、企業はこうした海外の災害リスクとどう向き合うべきなのか。 タイで現地の研究者たちと共同研究を続けてきた東京大学生産技術研究所沖研究室で特任助教を務める中村晋一郎氏に聞いた。 (取材構成は、秋山基=ライター) 現在、タイで起きている洪水の直接的な原因は、6月から9月にかけて続いた記録的な大雨だ。この期間のタイ国内の雨量は平年より3~4割多かった。また、10月に入っても雨は降り続いた。 こうした降雨の規模は「50年に1度」のレベルとも言われているが、気象庁によれ
アパラチコラで過ごす優雅な時間 メキシコ湾沿いの入り江に面した米フロリダ州の小さな町アパラチコラ。こじんまりした海辺のホテルに宿泊し、バーで新鮮なシーフードを味わえるほか、地ビールの醸造所もある。綿花や漁業で栄えたこの町には、グリークリバイバル(ギリシャ建築への回帰)様式の優雅な住宅が散見される。数キロの沖合に浮かぶセントジョージ島には白い砂浜が広がる。
2011年7月下旬から始まった洪水による被害が拡大。日系企業も工場の操業停止が相次ぐなど影響が出ている。[関連情報] タイ洪水 多数のワニ逃げ出す(NHK) ◇生け捕りを条件に1匹当たり約2500円の賞金 ・ ワニ100匹逃走、懸賞金 タイ洪水、トラやヘビも? - 47NEWS(10月16日) ・ 「逃げ出したワニは安全」 - タイ国内にはワニ園が約30カ所あるほか、小規模の飼育場は900カ所にのぼる。バンコク週報 ◇洪水への警戒続く ・ バンコク 洪水への警戒が続く - NHK(10月17日) ・ タイ:北部・中部地域及びバンコク都における豪雨・洪水被害に関する注意喚起(その2) - 外務省 海外安全ホームページ(10月14日) ・ [写真特集]タイ洪水2011 - 時事通信 ◇日系企業も被害 ・ タイ洪水、経済直撃 被災の日系企業315社に 5カ国で死者650人超す -
10月初めよりタイ中部を中心に洪水が発生し、被害が全国に広がっています。日系企業が多く入居するアユタヤ県を中心とした工業団地が冠水し、工場が操業停止となるなど大きな影響が出ています。このため、ジェトロでは緊急特集として、現地事務所が収集した洪水の影響等についての情報をご報告します。 また、ジェトロでは国内企業向け、在タイ日系企業向けに相談窓口を開設しています。 お問い合わせ窓口 タイの洪水被害県一覧(10月23日時点) タイ政府発表情報をもとに、洪水発生中および洪水が発生したものの既に水がひいている場所を県別でお伝えします。原則1日1回更新します。 洪水発生および発生可能性がある工業団地(10月23日夜時点) 洪水発生工業団地、警戒を要する工業団地、洪水発生可能性がある工業団地をお知らせします。あわせて、タイ工業団地公社(IEAT)管轄の工業団地の水位等をお知らせします(10月21日15時
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