「Perlの自然言語原理」 ―補遺 2002-11-25, Daichi Mochihashi <daiti-m@is.aist-nara.ac.jp> Ruby の(日本における)隆盛が Perl を置き換えているかに見える現在、私がこの 文書を訳したのは、Perl には Ruby にはない思想があり、それは簡単に捨て去られる べきではない、と思ったからでした。 この文書で Larry が言っているのは、言語学的な詳細は惜くとして、一言で言うと 「自由の思想」とも呼ぶべきものなのではないかと思っています。Perl とはそもそも "Pathologically Ecletic"(病的折衷主義の) 言語ですが、それは問題に対する アプローチの面にも及んでおり、1つの問題をオブジェクト指向、関数型のような 固定された次元からだけではなく、様々な視点から眺め、「切る」ことができる 自由な言語を