川崎市は七日、市立小学校などで二日までに測定した放射線量の測定値を発表した。五十施設余りの調査で、除染目安の毎時〇・一九マイクロシーベルトを超えたのは四カ所。このうち幸区の日吉小学校体育館雨どい下の同〇・二九マイクロシーベルトの地点では、対象土壌を深めに掘り起こして表側を底にして埋める「天地返し」で対応した。 測定のとりまとめをする市危機管理室の担当者は、高津区で市民らと対話した際「学校については基本的には(汚染土を)残さない」と答えたが、この日は「土の量など状況に応じての話のつもり。施設長の判断で天地返しも可能。除去も当然可能という話」とした。一方、市教育委員会の担当者は「学校では同〇・三八マイクロシーベルト以下は天地返しが基本」と話している。 雨どい下の対策は学校によって異なっている。その場から土類を除去した東住吉小学校(中原区)、白鳥中学校(麻生区)では除去後に同〇・一三~〇・一五マ