震度7の揺れを観測した北海道厚真町で起きた土砂災害について、専門家が解析した結果、斜面が崩れ始めてからわずか6秒ほどで土砂が住宅に到達したと見られることがわかりました。専門家は「避難するのはほぼ不可能で、地震による土砂災害のリスクも考慮した住まいの在り方を考えていく必要がある」と話しています。 その結果、地震の激しい揺れで崩れた斜面の土砂は時速およそ49キロで流れ下り、崩れ始めてからわずか6秒ほどで住宅に到達したと見られることがわかりました。 竹林准教授は、火山灰などが堆積した斜面が激しい揺れで一気に崩れ、さらに、地下水の影響で水分を多く含んでいたことも相まって、速いスピードで流れ下ったと分析しています。 竹林准教授は「台風や大雨と違い、地震は前ぶれもなく発生し土砂崩れなどを引き起こすため、斜面に近い場所では避難するのはほぼ不可能だ。地震による土砂災害のリスクも考慮し、斜面から少しでも離れ