「息子が第三者に危害を加えるかもしれない」 2019年6月1日午後、元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76歳)が「息子を刺し殺した」と自ら110番した。熊沢容疑者が殺したのは長男の英一郎氏(44歳)。英一郎氏はオンラインゲームに没頭して長らく引きこもり生活をしていたという。 中高年ニートが関係する事件が相次いだ。19年5月28日、川崎市多摩区の路上で19人が殺傷される事件が起きた。襲撃後に自殺した岩崎隆一容疑者(51歳)は「引きこもり生活をしていた」と各社に報道された。 熊沢容疑者の事件の発端は、家の近所で開かれていた小学校の運動会の音について「うるせーな、子供ぶっ殺すぞ」と英一郎氏が発言したことだという。報道によると、この言葉を聞き、熊沢容疑者は「(数日前に起きた)川崎市の事件が頭に浮かんだ。自分の息子が第三者に危害を加えるかもしれないと思った」そうだ。人様に迷惑をかける前に自分の手で