建設中止問題で注目を集め、観光客が増えている群馬・八ッ場ダムの広報施設「やんば館」(群馬県長野原町)で、群馬大の学生有志らが、ポストカードを販売する手作りのアンテナショップを開店させた。 店を経営しながらダム予定地周辺の活性化策を研究し、地元に提案するのが目的。観光客の反応を探るためのアンケートも同時に行っていく。 参加するのは、群馬大の寺石雅英教授(社会情報学部)のゼミに所属する男女8人。10月に企画後、8人が貯金を下ろすなどして出資金約20万円を集めた。限られた資金で観光客に受け入れてもらえるものをと、ポストカードの販売を決め、ダムの関連工事現場などの写真5枚をセットにした。 月曜と土日祝日が営業日で、やんば館の駐車場に張った仮設テント内で1組500円で販売するほか、「八ッ場の魅力」や「観光した感想」などを問うアンケートも実施。300枚集まるごとに質問内容を見直し、最終的に報告書にまと