マニュアルトランスミッション(以下MT)や多段式オートマチックトランスミッション(以下AT)では、2速発進ができますし、MTなら途中の段を飛ばす”飛ばしシフト”もできます。これらは車にどのような影響をもたらすのでしょうか? ATには、”スノーモード”などさまざまな名前で2速発進モードが存在します。 また、ATは、大抵の場合トルコン(トルクコンバーター)をミッションに組み込んでいるため、多少高いギアでトルク不足と思っても問題はありません。むしろ高いギアでジンワリと発進した方が、凍結路面ではホイールスピンしにくいので発進しやすくなります。 MT車も原則は1速から発進するのが正しいとはいえ、凍結路面ではAT同様に2速に入れて半クラをうまく使った方がホイールスピンしにくい場合があります。 ただし、車種によっては車両重量とエンジンのトルク、さらに停車地点の勾配などの関係で1速以外での発進があまりオス