仙台文学館の常設展示室で開催されている「宮藤官九郎展 俳優と物語作家」。宮藤さんの幅広い活躍の記録が並ぶ 昨年10月にリニューアルオープンした常設展示室で行われる同展。「文学をより広い視野でとらえた多彩なテーマ」(同館)を扱う特集展示の第2回として、宮城県栗原市(旧若柳町)出身の宮藤官九郎さんを紹介する。 俳優、脚本家、構成作家、監督とさまざまな顔で活躍する宮藤さんの生い立ちを記した略年表のほか、戯曲本、シナリオ本、自らが監督・出演した映画作品のパネルなどを展示。宮藤さんがギターの「暴動」として活動するパンクコントバンド「グループ魂」の全アルバム曲や、来月公開の映画「少年メリケンサック」の予告映像も視聴できる。 同館学芸員の田中朋子さんがすすめる見どころは、宮藤さんが作・演出を手がけるプロデュース公演「ウーマンリブ」の台本と直筆原稿。宮藤さんが所属する「大人計画」の協力により展示されるもの