【北京・鈴木玲子、成沢健一、上海・米村耕一】中国の政治改革を求める「中国ジャスミン革命」集会の開催が6日も呼びかけられ、当局は北京や上海など各都市で大量の警官を動員して厳戒態勢を敷いた。毎週日曜日の集会呼びかけは、これで3回目。今回は国会にあたる第11期全国人民代表大会(全人代)第4回会議が北京で開催中で、当局は封じ込めを徹底した。上海では現場周辺にいた日本メディア8社が警察署に連行され、事情聴取を受けるなど海外メディアに対する厳しい取材規制が目立った。 対象は中国本土の38都市に及び、北京や上海など100カ所以上の大学にも民主化の行動を起こすようインターネット上で呼びかけられていた。 北京では繁華街の王府井や西単など少なくとも10カ所が集合地点に指定された。新たに指定された西単では、当局が広場一帯に金属製フェンスを設置して封鎖した。通り一帯に警察車両が配備され、制服警官が外国人に相次いで