夫は大きな会社の次長で、私は200人規模の会社のヒラ事務員だ。時々、夫が部下の愚痴を言う。 「目の前の仕事はこなすんだが、長期的な視点で優先順位を付けることができない」 「ちょっと気を付ければ回避できるような凡ミスが多い」 決して罵倒することはない。当たり前のことができなくて困ったものだよ、と淡々と愚痴る。 私はそれが辛い。私も、夫が言う当たり前のことができない人間だからだ。いつも目の前のタスクを片付けるのに精一杯で、その仕事が本質的にどういうものなのかを考える余裕がなく、デスクの上は散らかっており、脊髄反射的につまらないミスをすることもある。 繁忙期には、やってもやっても仕事が終わらない。早出残業したいから、子供の送り迎えを頼めない?と頼むと、どういう業務がどうして終わらないのか、と聞かれる。あれこれ説明すると、 「そうか、君がボトルネックになって、全体の業務が滞っているんだね。じゃあ仕
日本の国力を落とすことになりかねない10年ほど前まで、採用活動において、私が外国の大学生と会う機会はほとんどありませんでした。しかし、この10年で状況は一変しました。著しい経済発展とともに、アジア圏でも大学進学率が急上昇し、就職市場に流れ込んでくる「大卒」者の数が激増したのです。その結果、今では中国やインド、韓国などの大学生とも競合するようになりました。日本人同士だけで競争していた時代は、全員が大学時代に勉強していなかったのですから、「大学生は勉強なんかしなくてもいい」と言えたのです。競争条件が一緒だったからです。でも、4年間みっちりと知的能力を育成されている海外の大学生とも競争しなければならなくなった今は、状況が違います。たとえポテンシャルでは勝っていたとしても、知的能力が最も伸びる10代後半から20代前半の4年間のハンデはあまりにも大きすぎます。このハンデがあるため、冒頭で述べたように
不登校・引きこもりの支援現場から、上手に引きこもりを改善出来るケースと、無限ループにはまってしまうケースとの違いを一つ一つ検証していく予定です。全体的に辛口の内容となっていますが、ご自身の将来を真剣に考え、「新しい時代に挑もう!」という力強い意志のある方は是非一度参考になさって下さい。優れた先輩達のあり方を学ぶことで、皆様の人生が愉快なものとなるよう期待しています。
「 引きこもり の親の会に行ったのですが、何故か補助金の話と政治の話、 障害者支援のような話ばかり出て来るんですよ。行くところ間違えたのでしょうか?」 数年前の相談事例 注:2013年2月上旬より、当コラム他複数のコラムについて幅広くご意見を賜りました。ご意見に対する回答を末尾に掲載致しましたので、ご希望の方はそちらもご覧下さい。但し、現実的視点に立脚したご意見が多いことから、長期高齢当事者の方や、その関係者の方、感情的な方の閲覧はお薦めしません。 30歳以上の長期高齢引きこもりに関する相談から(2023年11月更新) Q1:息子は30過ぎの引きこもりですが、やれば出来ると思います。 A1:やれば出来る子は、30過ぎて引きこもったりしません。 Q2:昔は勉強も良く出来て、良い子だったのです。昔に戻りませんか? A2:戻りません。諦めて下さい。あなたにとっては可愛い息子でも、世間的には薄汚い
http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2012/11/14/155049 リンク先を読みながら、運命、を思った。 噂の小学生・はるかぜちゃんに限らず、現代の子ども達は、皆、21世紀の新しい環境に曝され生きている。生まれた時からインターネットがあり、三歳、四歳の頃からスマートフォンをいじり、小学生時代からアカウントやパスワードといった概念に親しんで育つのだろう。彼/彼女らのネットライフは、心無い大人達によるコミットメントや、キュウべぇのようなシステムからの誘惑に満ちたものになるとも推測される。 私個人は、はるかぜちゃんという人物の情況は、結果としてひとつの社会実験になっている、と思って眺めている*1。 第二次性徴にも到達しない年頃から、有史以来あり得なかったほどの不特定多数の大人にまなざされ、好悪様々のコメントを投げかけられた子どもが、どのよ
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