8月24日、日本学術会議は民間療法ホメオパシーについて、「科学的な根拠は明確に否定され、荒唐無稽」という談話を発表しました。 日本医師会など6団体もそれに賛同したと報道されています。 ホメオパシーを受けている人が通常の医療を拒否して、死亡したり症状が悪化したりした疑いの濃い例が相次いで表面化したことが、この談話の契機になったようです。 私は妻を胃がんで見送りました。 いわゆる通常の医療のほか、民間療法も併用しました。 ホメオパシーは帯津良一さんのクリニックで受けていました。 残念ながら妻に限って言えばホメオパシーの効用はありませんでした。 ちなみに帯津さんは、日本ホメオパシー医学会の会長でした。 私は前からホメオパシーのことは知っており、文献的な知識はありました。 しかし実際に処方を受けてみて感じたのは、正直に言えば、大きな疑問でした。 アマチュアリズムの独りよがりを感じたのです。 それで