目次 「会話のための順番交替の組織 ― 最も単純な体系的記述」 (H. サックス,E. A. シェグロフ,G. ジェファソン) 「会話における修復の組織 ― 自己訂正の優先性」 (E. A. シェグロフ,G. ジェファソン,H. サックス)
目次 「会話のための順番交替の組織 ― 最も単純な体系的記述」 (H. サックス,E. A. シェグロフ,G. ジェファソン) 「会話における修復の組織 ― 自己訂正の優先性」 (E. A. シェグロフ,G. ジェファソン,H. サックス)
今回は本辞典の記述のなかから発話行為にかかわる情報について、今までと同じく、G(2007年第4版)、W(2007年第2版)、O(2008年発行)の3つの辞書の記述と比較しながら解説したいと思います。 発話行為(speech acts)は哲学起源の比較的新しい概念で、これを使うと従来の文法範疇をいわば横断的にカバーすることができます。たとえば、「窓をあけてください」という文は、“Open the window.” “Will you open the window?” “I’d like you to open the window.”などと表現することができますが、これらはそれぞれ、命令文、疑問文、平叙文、と文の形式が異なり、説明するにはその形式からはじめる必要があります。発話行為の観点からみると、これらを一括して「要請(request)」を表す表現とまとめることができます。また、文法の上
3月28日のシンポジウムの基調講演(金水)の概要です。 ================= 基調講演2:役割・キャラクター・言語をめぐって 金水 敏 金水 (2003) 『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』(岩波書店)の刊行をきっかけに、「役割語」の概念は、著者の期待を越えて多くの方々に受け入れられ、一つの研究の潮流を作りつつあるように見える。一方で、定延利之氏らのグループによる「発話キャラクタ」の研究が、金水 (2003) の枠組みの狭さ・限界を照射しつつあることも確かである。中村桃子氏のジェンダー言語学との対比においても、金水の研究に欠落した視点が明らかになった。また、大塚英志氏、東浩樹氏、伊藤剛氏らのポピュラーカルチャーにおけるキャラクター論の展開にも着目すべき点がある。 より具体的に言えば、金水 (2003) では、もっぱらフィクションに偏った分析がなされていたが、定延氏らによって日
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