『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 人間がつくったものであれば、自分でもつくれないはずがない──。そう考えて、独学で物理や化学を学んだ14歳の少年は、アフリカ大陸最貧国のマラウイで、ゴミ捨て場の廃品類を集めて「電気を起こす風車」を組み立てた。今では電力を供給して自家消費している。学ぶことで自らの人生を切り拓いてきた在野の若い発明家に体験談を聞いた。 (「週刊ダイヤモンド」編集部 池冨 仁) なにかを実現したければ まずはトライすることだ ウィリアム・カムクワンバ (William Kamkwamba) 発明家/『風をつかまえた少年』著者 1987年、マラウイ生まれ。中等学校1年のときに、国中を襲った大旱魃により、学費を