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アセットアロケーション(資産配分)で決めるのは、たとえば資産の何パーセントを国内株式への投資に振り向けるかということだ。 1つには、予測の要素が介在する。加えて、個人投資家のアセットアロケーションにあっては、個人がどの程度のリスクを取ることができるのかという点の判断が難しい。 しかし、簡単ではないが、運用結果への影響は非常に大きい。これらを簡便法に落とし込むことに、筆者は長年苦労してきた。 簡便法の極端な姿として最近考えたのは、借金をしないですむ予備費を確保して、残りをすべてリスク資産の一定の組み合わせに投資する方法だ。具体的には、日本株に4割と広範囲の外国株に6割投資する。投資の手段にはETF(上場型投資信託)を使うといい。 内外の株式を約4対6に組み合わせてリスク資産への投資とすることについては、あまり迷いはない。外国債券や外貨預金には適当な商品がないし、為替リスクはなるべく外国株式に
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