カクレクマノミがイソギンチャクに刺されないのはなぜか――。その仕組みの一端を愛媛県の女子高校生2人が解き明かした。5月に米国で開かれる世界最大の学生科学コンテストに出場する。 解明したのは、愛媛県大洲(おおず)市の県立長浜高校1年で、水族館部に所属する重松夏帆さん(16)と山本美歩さん(16)。 カクレクマノミはスズメダイ科の熱帯魚で、ハタゴイソギンチャクをすみかにする。一方、イソギンチャクは、餌を取ったり身を守ったりするため体の表面にある触手から強い毒を含む針のような刺胞(しほう)を出す。 水族館部では千匹以上のカクレクマノミを飼育する。2人は、異なる液体がついた指でイソギンチャクに触れると、刺される指と刺されない指があった先輩の実験をヒントにした。
メキシコ北西部、バハカリフォルニア(Baja California)半島の太平洋に面した潟に打ち上げられた胴体部分が結合した2頭のコククジラの死骸(2014年1月5日撮影、同7日提供)。(c)AFP/CONANP 【1月8日 AFP】メキシコ北西部、バハカリフォルニア(Baja California)半島の太平洋に面した潟で、胴体が結合した2頭のクジラの子どもが打ち上げられて死んでいるのが見つかった。 発見されたのは、頭部と尾が2つある、胴体部分でつながった全長4メートル、重さ500キロ近くの二重体のコククジラ。地元の漁師が発見した時点ですでに死んでおり、メキシコ国家自然保護区委員会(National Commission for Natural Protected Areas、CONANP)の当局者が7日に現地を訪れて確認した。 クジラの二重体について「極めてまれ」とした当局者は、同地域
東京大学 大気海洋研究所(AORI)と海洋研究開発機構(JAMSTEC)は11月7日、長らく謎だった天然環境中におけるウナギの幼生「レプトセファルス」(ウナギレプトセファルス:画像1)の食性について、JAMSTECが2009年に開発したアミノ酸の窒素同位体比を用いた手法を応用して正確な栄養段階が2.4であることを確かめ、複数ある説の内「マリンスノー」を食している動物プランクトンに近い食性であることが明らかになったと発表した。 成果は、AORIの塚本勝巳教授、同・マイク・ミラー研究員、JAMSTEC 海洋・極限環境生物圏領域の大河内直彦プログラムディレクターらの共同研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、学術誌「Biology Letters」に掲載される予定だ。 ウナギは日本人にとって長らく親しんできた食べ物だ。しかし、近年、日本のウナギの漁獲量は大幅に減少しており、環境省はニホンウナ
ポイント 「人間」と「ロボット」の「狭間」として知られる「不気味の谷」現象 赤ちゃんが「母親を認識する能力」にも「不気味の谷」の感情が必要 赤ちゃんの感情を手がかりに「心の距離」を調べるツール開発に期待 JST 課題達成型基礎研究の一環として、東京大学 大学院総合文化研究科の岡ノ谷 一夫 教授と、JST 戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「岡ノ谷情動情報プロジェクト」の松田 佳尚 研究員らは、赤ちゃんの「感情の発達」と「母親を認識する能力」の関係を研究し、母親と他人を半分ずつ重ね合わせた「半分お母さん」の顔を見ようとしない「不気味の谷」現象を発見しました。 生後半年以降の赤ちゃんは母親と他人を区別したうえで、両者を好んで見ることが知られています。「母親(親近感)」と「他人(目新しさ)」は、全く違う存在にも関わらず、赤ちゃんが両方を好んで見るため、どのように母親と他人の区別をしているの
音による空間知覚について(メモ) 良く忘れちゃうんで、2年程前空間知覚について調べた結果を抜き出しておきます。 (2010/12/29に書いたときとほぼ同じです) 音像とか?音の広がりとはなんぞや? という、調べごとについて、 あまりにもいろんな仮説がありまして、相互に整合性があったりなかったり、カオスな状態であることは分かりましたので、メモ書きしていきます。 結局、生理学とか神経学とか心理学の領域であって、進化の適応のデタラメさや、後天的な学習効果がありましょうから、一筋縄ではいかない様子。 【音による空間知覚について、あれこれメモ】 左右方向の知覚 1)両耳間時間差(ITD)/位相差(IPD) ・先行音効果(第一波面の法則、Haas効果) ・1.5kHz以下の周波数帯域を手がかりにしている。 1.5kHzを超えると、両耳感の位相差が2πを超えるため、方向に多義性が増してしまい、方向推定
カーボンナノチューブは、水や有機溶媒などどんな液体に入れても溶けてくれなくて科学者たちは難儀していたが、九州大学のグループが「伊右衛門 濃いめ」に溶けることを発見した。 #意外と知られてないこと Twitter / @soh_tech なるツイートが出回っているせいか、昔私の書いた 「伊右衛門 濃いめ」にカーボンナノチューブが溶ける - 最終防衛ライン2 が参照されているようです。 カーボンナノチューブが「伊右衛門 濃いめ」溶けるってのは本当で、Chemistry Letters という雑誌に論文として掲載されています。本文中でも "Iemon Koime" を使ったと書かれています。 Commercially available green tea solution (brand name:"Iemon Koime" from Suntory Limited was used as th
印刷 人の心に映るものを再現するシステム 夢で見ていたことが、映像として再現できるかも――。そんなSF映画みたいな技術を米カリフォルニア大学バークリー校の西本伸志研究員らのチームが開発し、米専門誌カレント・バイオロジーに発表した。 西本さんらは機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)を使い、人が動画を見ている時の血流の変化などの脳活動を記録。血流の状態と映像との関係をモデル化し、1800万秒(5千時間)の動画を組み合わせて復元するプログラムをつくった。 3人の協力者が映画の予告編を見ているときの脳活動の記録を入力したところ、その予告編によく似た動画ができた。ややぼんやりしているが、人物が映ったときは人物らしきものが現れた。ほかにも砂漠でゾウが歩いているシーンでは、黒い固まりが移動する光景が見えた。再構成された画像は、http://newscenter.berkeley.edu/2011/0
フィボナッチ数列を用いてソーラーパネルの生成エネルギーを 2〜5 割向上させた中学生がいるそうだ (本家 /. 記事より) 。 中学生 1 年生の Aidan Dwyer 君は、冬に葉を落とした木の枝を見ていてその螺旋状のパターンに気づき、調べていくうちにフィボナッチ数列に行き着いたという。樫の木のフィボナッチパターンを模倣した実験モデルを作り調べたところ、それぞれの枝の角度はおよそ 137 度でありフィボナッチ数列は 2/5 であったとのこと。Dwyer 君はこのモデルを元に塩化ビニル管から枝を作り、葉の部分に PV ソーラーパネルを取り付けたソーラー発電装置を作り、既存の平面パネルのソーラー発電装置と比較したという。平面パネルはそれぞれ 45 度の傾きであったとのこと。 その結果フィボナッチ数列を用いた発電装置の電力発生量はフラットパネルと比較して 20 % 多く、また太陽光を集める時
DDN は 音楽 ・ 映像 に関する デジタル アート を中心に情報ミックスを配信中
大リーグはことしもドジャース、大谷翔平選手の活躍で盛り上がりましたが、きょうはフロリダ州を本拠地とするレイズの話題です。
世界初の快挙です。これまで誰も見たことがなかった天然ウナギの卵を、東京大学などの研究グループが発見しました。今後、ウナギの養殖の技術促進に役立つと期待されています。
脳に電極を挿して意志を読み取る装置「侵襲式BMI」が、国内でもとうとう臨床研究の段階へ! (追記あり)2011.01.13 21:008,024 人間の脳から直接意思を読み取って、文字をパソコンに表示したり、ロボットを動かしたりするBMI(ブレイン・マシン・インタフェース)の臨床研究を大阪大病院脳神経外科と東京大などが来年度からスタートさせます。全身の筋肉が衰える難病の患者さんに対してBMIを利用して治療を行うとのこと。成功すれば、考えただけでロボット車椅子やロボットアームを操作、言葉をディスプレイに表示することなどが可能となります。 BMIには脳を傷つけないタイプ(非侵襲式)のものと、脳に直接電極を埋め込むタイプ(侵襲式)のものとがあります。侵襲式BMIの臨床研究は国内初です。 侵襲式BMIって攻殻機動隊っぽいですよね...。意志を読み取って文字を表示するとか、マジパネェっす。凄すぎでし
「ここでクニマスを釣り上げ、びっくりしました」と話すさかなクン=8月、山梨県の西湖、中山写す 「絶滅」とされていた秋田県田沢湖のクニマスが、山梨県の西湖でみつかった。クニマスの絵を残したい――。そんな思いが、「奇跡」を引き寄せた。 70年前に絶滅したと信じられていたクニマスの再発見の立役者は、さかなクン(東京海洋大客員准教授)だった。 漁師と船に乗り、珍しい魚を見つけると、京都大総合博物館の中坊徹次教授に教えを請うていた。その中坊教授の部屋を訪ねたのは今年3月。「どう見てもクニマスじゃないかと思うんです」と保冷箱から2匹を取り出した。 中坊教授の表情が一瞬にして変わった。「なんやこれは!」。20センチほどの黒ずんだ体がオリーブ色に輝いていた。 長年、クニマスを研究してきた中坊教授は旧知の仲であるさかなクンに「クニマスを描いてほしい」と頼んでいた。現存する標本は約20匹。白か茶色に
太陽で冷やす冷蔵庫で23歳女子、ノーベル賞受賞者主催オスロ・アワードに輝く!2010.10.28 13:308,031 satomi 23歳のエミリー・クミンズ(Emily Cummins)さんはイギリスの発明家。発明歴は長く、小さな頃からおじいちゃんの小屋でいろんな発明品組み立てて育ちました。 そんなクミンズさんが発明したソーラーパワーの冷蔵庫が「オスロ・ビジネス・フォー・ピース・アワード(オスロ・アワード)」に見事輝きました! この賞はノーベル賞受賞者有志が倫理的ビジネス実践の功労を称えるため創設したもので、今年が2年目。審査員はノーベル賞受賞者たちが務めます。今年受賞した世界の若き精鋭10人のうち、女性はクミンズさんひとり、欧州からもクミンズさんひとりです。まさに快挙! この冷蔵庫のアイディアを思いついたのは昨年、まだリーズ大に通う大学生だった頃のことです。 まず、なんでもいいので固
『Mad Science』の著者に聞く! 2002年のイグノーベル賞で化学賞を受賞したセオドア・グレイ氏。『Mad Science──炎と煙と轟音の科学実験54』(オライリー・ジャパン)を執筆するなど科学者としての一面を持つが、本業は世界中で使われている数式処理ソフト「Mathematica」の開発者でもある。今回はそのグレイ氏の来日を機に、科学実験や本業との関わりについてお話を伺った。 セオドア・グレイ氏。米「Popular Science」誌でコラム「Gray Matter」を連載中。科学技術計算用ソフト「Mathematica」の開発会社Wolfram Researchの共同設立者であり、役員を務める。"元素コレクター"としても知られ、「世界一美しい元素周期表」を制作・販売するほか、元素や周期表を集めたWebサイト「The Photographic Periodic Table of
ホンダは19日、狭い路地での接触事故などを防ぐため、全車種のフロントガラス2か所に小さな黒色の三角マークをつける方針を明らかにした。 一部車種で試験的に導入したところ、無意識のうちに視線が安定する効果が確認され、海外も含めたすべてのホンダ車にマークを順次つけることにした。日本を含め、世界各国で特許を申請中だ。 マークは1辺4〜5ミリのセラミック製で、フロントガラス左右の両端に、視線よりもやや上の位置につける。ほとんど目立たないが、すれ違いや右左折の際に車幅を把握しやすくなり、接触事故を大幅に減らす効果が期待できるという。 ホンダは、車1台がやっと通れる幅3メートルの左折路を車で通過する際、運転手の視線がどのように動くか1000件以上のデータを集めて分析した。
【ワシントン=山田哲朗】愉快な科学研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が30日、米マサチューセッツ州のハーバード大で行われ、単細胞生物の粘菌が最適な鉄道網を設計できることを見つけた中垣俊之はこだて未来大教授らのチームが「交通計画賞」を受賞した。 中垣教授らは、粘菌に迷路を解かせる研究で2008年にも「認知科学賞」を受賞している。 ネバネバの粘菌の集合体はエサを求めて細長く伸びる。迷路のゴールにエサを置けば、粘菌は入り口から出口まで最短距離でつなぐほか、都市に当たる場所にエサを配置すると、粘菌はエサの間に鉄道網とそっくりの効率的なネットワークを形成する。 このほか、「靴の外側に靴下をはけば凍結路での転倒頻度が低下する」研究が「物理学賞」、「従業員をランダムに昇進させると組織の効率が上がる数学的証明」が「経営賞」を受賞。メキシコ湾で原油流出事故を起こした英石油大手BPには「油と水は混じら
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く