PostgreSQLで多数のパーティションを持つテーブルに対してPrepared Statementを実行した際の性能劣化について調べてみた CX事業本部@大阪の岩田です。 PostgreSQLで多数のパーティションを持つテーブルに対してPrepared Statementを実行するとクエリが遅くなる事象について調査する機会があったので、内容をご紹介します。 環境 今回検証に利用した環境は以下の通りです PostgreSQL: 15.3 (Debian 15.3-1.pgdg110+1) on x86_64-pc-linux-gnu, compiled by gcc (Debian 10.2.1-6) 10.2.1 20210110, 64-bit postgres:15のDockerイメージを利用 postgresql.conf 初期値から以下パラメータのみ変更 plan_cache_m