画像説明, EU離脱後のイギリスのビジネスについて、事業主たちは「いらだちが募った。怖かった。売り上げが大きく落ちた。欧州での競争力が落ちた」と語った 化学、金融サービス、航空宇宙、ケータリング、そしてプレゼント用の小さな化粧箱メーカー――。小企業のオーナー12人が、私のパソコンの画面に現れた。みんな穏やかな物腰だ。
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今日(こんにち)、私たちは「能力主義」を美徳に結びつけている。まるで人々が貴族や教会の権力から解放されたのは、能力主義のおかげだとでもいうように。 しかし「能力主義(メリトクラシー)」という造語を初めて使用したイギリスの社会学者マイケル・ヤング(1915-2002)は違っていた。彼は「知性」という新たな階級による支配が始まるのではないかと恐れていた。彼によれば知性は、それ以外の人間の長所をないがしろにするものだという。 1958年に出版され、イギリスで話題になったディストピア小説『メリトクラシーの法則』のなかで、ヤングは2033年の大英帝国がこの新たな分断によって苦しむ様を想像している。 それから62年たったいま、特定の場所でしか暮らせない庶民と、どこでも暮らせるエリートの間の分断を描いた『ある場所への道』で知られるイギリスのジャーナリスト、デイヴィッド・グッドハートが、新刊『頭・手・心』
(更新2020/02/01) どーも!! 今日は夕飯料理担当大臣を任されたので玉ねぎの皮むきをしました! 剥いても剥いてもなぜか実が出てこず、実が入っていませんでした。。 どうやらハズレを引いてしまったみたいです、明日スーパーにクレーム入れてきますo(・x・)/ この記事のまとめ 日本時間2月1日AM8時にブレグジットがある(移行期間に入る) ブレグジットと共に価格変動が起きやすい エリオット波動で見ると下げのステージにある フィボナッチ数で意識されるラインは大きく 0.618 【143.53円】 0.5 【144.37円】 1.236 【139.13円】 1.382 【138.09円】 1.618 【136.41円】 いよいよイギリスがEUから離脱 さてさて! 明日いよいよイギリスがEU離脱の日になりますね!(日本時間では2月1日AM8時、イギリスは1月31
非接触のデビットカード支払いはコロナ感染予防にも効果的なはずなのに、なぜかEUは低めな限度額を設定 Phil Noble-REUTERS <生理用品に余計な課税、デビットカード支払いの中途半端な限度額、預金保証限度額の謎な設定......EUのおかげで理不尽な決まりがまかり通っていたが> イギリスはいくつかの理由でEUを離脱した。そのうちよく言われるものの1つは、EUの「狭量な官僚主義」、言いかえるなら「EU本部による干渉」だ。僕にはこのことが外の世界によく理解されているとも思えないので、ちょっとした例を挙げてみたい。 「移行期間」が終わってイギリスがついにEU本部のルールに従うのをやめるやいなや、1つの制度変更が即座に実行された。女性の生理用品への課税が撤廃されたのだ。 EUのルールでは、各国は生理用品に消費税を課さなければならなかった。これはイギリスにとって納得し難いものだった。女性の
ドイツ・ガートハイムにあるブレグジット後の欧州連合(EU)の地理上中心地(2020年1月20日撮影)。(c)Yann Schreiber / AFP 【2月1日 AFP】ドイツ・バイエルン(Bavaria)州北部の小さな村、ガートハイム(Gadheim)に、地元自治体、ドイツ、欧州連合(EU)の3種類の旗がはためいている一角がある。ここは、英国のEU離脱(ブレグジット、Brexit)後にEUの地理上の中心となる場所だ。 この中心地となった農場を所有するカリン・ケスラー(Karin Kessler)さんは、ガートハイムが新たな名誉を授かったことについて、複数の住民が「複雑な気持ち」を抱いていると話す。 ケスラーさんが、自分の土地がEUの中心地になることを知ったのは、英国が離脱の是非を問う国民投票を実施してから9か月たった2017年3月のことだった。初めはエープリルフールの冗談だと思ったという
仏北西部ペリエアンボーフィセルの町役場で、写真撮影に応じる英国出身のパトリック・ヘッド町議員(2020年1月24日撮影)。(c)Damien MEYER / AFP 【3月15日 AFP】フランスを第二の故国とし、フランス文化を受け入れてフランス語を学び、税金を納め、市町村議員として地域に貢献してきた英国人750人余りが今月、議員資格も投票権も喪失する。仏各地の小規模自治体では、地元行政を担う貴重な人材の「途方もない損失」に不安を募らせている。 フランスでは、仏国籍者に限定された市町村長職を除き、欧州連合(EU)諸国の出身者に地方議員の被選挙権を認めている。英国人も2001年から被選挙権を有してきた。 だが、英国は今年1月31日をもってEUから離脱し、50年近くにわたる欧州共同体加盟の歴史に幕を引いた。これにより英国人の仏市町村議員は議員資格を喪失し、3月の地方議会選まで任期を全うすること
イギリスと欧州連合(EU)の交渉期限の12月20日(日)が終わってしまった。 一体、何度目の期限だろう。しかし、EUとイギリスは、漁業問題で合意に達することがどうしてもできない。 バルニエEU首席交渉官は、「真実の瞬間を迎えている。1月1日にこの合意を発効させたいのであれば、交渉に残された時間はわずかであり、有効な時間は数時間しかない」と欧州議会に語っていた。 そして欧州議会は、「20日24時までに合意文書を受け取らなければ、1月1日に協定(条約)が発効するように年内に議決するのは無理である」と、はっきり伝えていた。議会の不満は相当前からあった。 しかし、どんなに二者が頑張っても、交渉は年内ギリギリまで続くであろうことは、目に見えていた。 合意が20日までにできないと明白にわかった今、可能性は二つしかない。 年末までに合意に至れば、暫定的に1月1日から発効させて、そのあと両者の議会の批准を
論考 ポピュリズム ブレグジットとイギリス帝国の残影 ――「アングロ圏」をめぐる近著に寄せて(前編) February 10, 2021 政治 歴史 ポピュリズム ※本稿は、2020年6月3日に開催されたポピュリズム国際歴史比較研究会の第三回会合で報告した内容の一部である。 藤山 一樹(日本学術振興会特別研究員/京都大学) イギリスは単なるヨーロッパの一国ではなく、アングロ圏というグローバルな共同体に属している。……わが党は、インドからアメリカ、ニュージーランド、カリブ海諸国に至るまで、アングロ圏との緊密な紐帯をさらに強化することを望む ——イギリス独立党(UKIP)マニフェスト(2015年) この度は、コモンウェルスおよびアングロ圏諸国との強力な関係を取り戻す機会である。……我々は共通の歴史や文化、言語を持ち、家族の絆で結ばれ、さらには法制度まで似通っているのだ ——デイヴィッド・デイヴ
英首都ロンドンにある下院での採決後のボリス・ジョンソン首相。英議会記録部(PRU)の映像より(2020年1月10日撮影)。(c)AFP PHOTO / PRU 【1月10日 AFP】英議会は9日、同国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)関連法案を可決した。これで英国は期限である今月末、EUを離脱する初の国家となり、2度の首相交代をへて同国を分断してきた数年にわたる議論に終止符が打たれた。 英下院はボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相のEU離脱案を賛成330、反対231で可決。議員らの承認を受け下院は歓声に包まれた。2016年に国民投票が実施されて以来、議員らは約50年密接な貿易関係にあった欧州から離脱する手順や時期、あるいはその是非をめぐり、激しく対立してきたが、激動と混乱が続いた異例の事態に幕が下ろされた。 昨年12月に実施された総選挙でジョンソン氏率いる
<低賃金でつらい「3K」の仕事はもちろん小売業や接客も不人気。人手不足の要因には、大学や専門学校を出たあまりに多くの若者たちが仕事を選り好みしていることが挙げられる> いまイギリスには、多くの問題がある。なかでも大きいのが、労働力不足と若者の高い失業率だ。この2つを組み合わせれば同時に解決するように思えるが(不足している労働力を、職に就いていない若者が埋めればいい)、物事はそれほどシンプルではない。若者が人手不足の分野の仕事をできないか、やりたがらないからだ。 労働力不足を声高に訴えているのは、ブレグジット(イギリスのEU離脱)に反対していた人々だ。「ほら、言った通りじゃないか! ブレグジットでEU域内の移動の自由がなくなって移民が減ったために、労働力が不足している」と彼らは言う。 この主張は的外れだ。多くの人がEU離脱を望んだのは、貧しい国から流入する安価な労働力を中心に築かれた経済に嫌
<コロナ禍でEU離脱後のイギリスの姿が見えにくくなっているものの、自国の裁量での移民受け入れや犯罪組織摘発などブレグジットの「成果」が現れてきた> コロナ禍における副作用の1つは、ブレグジット(イギリスのEU離脱)後のイギリスの姿を見極めるのが難しくなっていることだ。新型コロナウイルスはつまり、英政府が平時ならやろうともしないことに取り組んでいることを意味するし(大金をばらまいたり)、平時なら実行しているだろうことをやらないことを意味する。政府はコロナに集中せざるを得ないからだ。 でも、ロックダウン(都市封鎖)とも現在のコロナ危機とも無関係で、興味深い出来事もいくつか起きている。 まず、イギリスは300万人に上る香港市民に英国の市民権を与える道を提案している。EU残留支持者たち、そして世界中の多くのメディアが、ブレグジットを単に外国人嫌いの表れであり、反移民の動きだと吐き捨てていたことを考
英ウェールズのホリーヘッド港と、ダブリン発のフェリー。ブレグジットで大打撃を被る(写真:ロイター/アフロ) ブレグジットから約3ヶ月が過ぎた。 ワクチンをめぐり欧州連合(EU)と英国のいさかいが深刻になっているが、その他にも大きな変化がいくつか起きている。 一番の目立つ変化は、海上輸送である。 アイルランドと、北アイルランド(英国領)からの物資が、海上輸送で、直接フランスや欧州大陸に着くようになったのだ。 今までは、多くの貨物が、アイルランドから海を渡って英国に入り、陸路でウェールズとイングランドを南下してから、フランスに渡るーーという道をたどってきた。 最も主要なルートは、ダブリン(アイルランド)から、対岸のホリーヘッド(英国ウェールズ)へ、海をフェリーで渡る。英国国内の高速道路を走り、ドーバー(英国)に到着。ここからカレ(フランス)へ、フェリーやユーロトンネルを使うやり方だ。 ダブリン
EUからの強硬離脱路線を主導したジョンソン首相のカミングス首席顧問は辞任の憂き目に(11月14日、ロンドン) Peter Nicholls-REUTERS <バイデン勝利と「軍師」カミングスの辞任で既定のブレグジット路線も危うくなった> 「怪僧ラスプーチン」を更迭 [ロンドン発]中国の楊貴妃に始まりフィリピンのイメルダ・マルコス元大統領夫人まで「歴史の影に女あり」「傾国の女」とはよく言われるが、新型コロナウイルスの第2波と欧州連合(EU)離脱後の協定交渉という難問を抱える英首相官邸で理解不能な内紛劇が起きた。 ボリス・ジョンソン首相が側近のリー・ケイン広報部長を慰留するため官邸首席補佐官に昇任させようとしたところ、首相の婚約者キャリー・シモンズ氏が猛反発した。結局、ケイン広報部長ばかりか「イギリスの怪僧ラスプーチン」と呼ばれるドミニク・カミングズ首席顧問まで辞任する騒ぎに発展した。 事実上
イギリスがEU離脱後の経済対策 TPP加入に向けて、アジアシフト加速へ イギリスがEU離脱後の経済対策 英国のリシ・スーナック財務相は3月3日、2021年度予算案の発表の中で、「フリーポート」と名付けられた経済特区を、イングランド内に8カ所設置することを発表した。選定されたのは、イースト・ミッドランズ空港、フェリックストー/ハリッジ、ハンバー、リバプール都市圏、プリマス、ソレント、テムズ、ティーズサイドの8カ所。政府はフリーポートをEU離脱後の好機として、民間投資呼び込みと雇用創出による地域再生の目玉政策に設定。全国で10カ所以上、うち各自治政府に少なくても1カ所の設置を計画しており、2020年11月からイングランドで先行して公募プロセスを行っていた。 いよいよ動き出しました。 経済特区による対策を開始しています。 イギリスはもともとタックスヘイブンの領地があり、バージン諸島などがあります
交渉期限が迫るブレグジット ブレグジットの交渉はかなり難航している様です。 来年1月1日に予定されるブレグジットまでに交渉がまとまらなければ、税関での物資の停滞など大きな混乱が予想されます。 世界の金融街であるシティにも大きな影響が予想されています。 英国にとって金融業は年間18兆円もの売り上げをもたらす主要産業ですから、英国経済に激震が走ると言っても良いでしょう。 影響は金融業に止まりません。他の産業においても懸念が広がっている様です。 この点について英誌Economistが「What a grand chemistry experiment reveals about Brexit」化学分野の壮大な実験がブレグジットについて明らかにする事)と題して記事を掲載しました。 かいつまんでご紹介したいと思います。 Economist記事要約 アンドリュー クラーク氏は、業界では「黄色13」とし
英首相官邸で、欧州連合(EU)との貿易協力協定の署名式に臨む(左から)デービッド・フロストEU離脱交渉責任者、ボリス・ジョンソン首相、ティム・バロウ駐EU大使(2020年12月30日撮影)。(c)Leon Neal / POOL / AFP 【12月19日 AFP】(更新)英首相官邸は18日、同国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)で交渉責任者を務めたデービッド・フロスト(David Frost)氏の辞任を発表した。 首相官邸が公開した辞表によると、同氏は「ブレグジットはいま確かなものとなっている」として即時辞任する意向を示した。 一方、ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相に対し、現在の方向性についての懸念を表明。「われわれが可能な限り早く、到達すべきところに移ることを望む。それは現代科学と経済変化の最先端にある、規制が緩く低税率の企業家精神にあふれた経済だ
英国は、EUから今までどおりの関税ゼロを勝ち取った。 ジョンソン首相はそのように宣伝しているし、一般の多くの人々はそれを聞いて喜んでいる。英国の勝利とか、英国に有利な協定という人々すらいる。 関税ゼロ、それは事実なのだが・・・。 EUの欧州委員会と英国政府から、ポイントをまとめた要約が発表されたので、読んでみた。 EUの公式発表を読んでいって、まっさきに筆者を驚かせたのは「原産地規則」の項目であった。 これは・・・大変な内容なのではないか。もしかしたら、イギリスがEUに輸出する重要な物品に関して関税がかかるだけではなく、ブレグジットをある意味骨抜きにし、イギリスの今後の貿易戦略と経済発展にブレーキをかける効果があるのではないか。 特に当面の問題として、イギリスの主要な産業である自動車は、大きな困難を抱えるのではないだろうか。 原産地規則とはなんぞや 問題とは「原産地規則で、拡張累積が認めら
1969年8月の「ボグサイドの戦い」から始まった北アイルランド紛争は98年の和平合意成立まで続いた PETER FERRAZ/GETTY IMAGES <イギリスEU離脱の混迷とコロナ禍で、南北分割のデメリットと統一のメリットが明らかに──統一を訴える主張には、アイルランド全島から共感が寄せられている> あなたがこの記事を読む頃には、ブレグジット(イギリスのEU離脱)に伴う通商交渉に合意が成立しているかもしれない。あるいは、成立していないかもしれない。 この「合意に基づく離脱か、合意なき離脱か」という議論は、英国民が2016年の国民投票でブレグジットを選んで以来、ずっと続いてきた。 あのとき北アイルランドとスコットランドが、EU残留を選んだことを忘れてはならない。それなのにテリーザ・メイ前首相とボリス・ジョンソン首相は、2つの地域の声を完全に無視してブレグジットを推し進めてきた。 それはブ
ブレグジットとは何だったのか ブレグジット(イギリスのEU〈欧州連合〉離脱)が、2020年12月31日の23時をもって完了した。21年1月1日からイギリスはEUのルールに縛られない。 イギリスが国民投票でブレグジットを選択したのは16年。離脱交渉はイバラの道だったが、何とかEUとの離脱協定に合意して、20年1月31日にイギリスはEU離脱を確定。その後、EUとの新たな貿易ルールを決める交渉も難航して、移行期間の年内に決着しなければ、何の取り決めもないまま「合意なき離脱」もやむなし、という見方もあった。しかし、交渉期限が残り1週間に迫った12月24日、イギリスとEUの通商協定が合意に達し、12月31日の移行期間終了を迎えたのだ。 通商協定の詳細は1000ページ以上にわたる契約書をマスコミも十分に消化し切れていないので、まだ明らかになっていないとみていいだろう。貿易に関しては21年1月以降も全品
英ロンドン中心部で、「バイバイEU」と書かれた紙を見せる人(2020年1月31日撮影)。(c)Glyn KIRK / AFP 【2月1日 AFP】英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)当日となった1月31日、ロンドンの議会前では、離脱の瞬間を祝う人々が集まった一方で、EUとの別れを涙で惜しむ人々の姿も見られた。 英国は、EU本部があるベルギーで日付が変わる午後11時(日本時間2月1日午前8時)、47年間の加盟期間を経て、EUを離脱する最初の国となる。 2016年の国民投票でEU離脱が決まって以来、離脱を支持してきたボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は、「これは終わりではなく、始まりだ。これは夜が明ける瞬間であり、新たな場面に向け幕が明ける瞬間だ」と述べた。 ただ、離脱後の見通しは依然として不透明だ。今週ようやく英・EU間で批准された離脱合意では移行期間が
新型コロナ変種が合意なき離脱を回避させた 土壇場でブレグジットに関する協議が纏まりました。 先日、英国が新型コロナの変種とブレグジット交渉の行き詰まりでダブルパンチをくらっているという話をさせて頂きましたが、最後の瞬間に両者が合意なき離脱に対する恐れから歩み寄った様です。 一部には新型コロナ変種が両者を歩み寄らせたとの見方もあります。 これはどういう事かといえば、新型コロナ変種の英国での発生を受け、フランスが英国へのトラック輸送を一斉に停止させたのですが、この動きが合意なき離脱がもたらすインパクトを両者に認識させたという事の様です。 土壇場で纏った両者の合意をドーバー海峡の両岸即ち英国とフランスはどの様に捉えているでしょうか。 英仏のメディアの論調をご紹介したいと思います。 英BBC社説抜粋 当初は不可能と言われていたような大規模な貿易協定を期限内で行ったことは、双方にとって大きな成果です
イギリスが欧州連合(EU)を離脱したブレグジットの瞬間は、「区切りをつけて、回復を始めるときだ」と、ボリス・ジョンソン英首相は述べた。しかし、「回復」とはこの場合、何を意味するのか(文中敬称略)。 ブレグジットをめぐる議論で、離脱派と残留派のどちらも同意見のことがひとつあるとするなら、それは時に対立する舌戦が激化しすぎたという点だ。議会下院でも、ソーシャルメディアでも、街中でも、感情のたかぶりは時に凄まじかった。 ジョンソン首相は1月、「分断から回復すべき時」だと公式声明を出した。同時に、ブレグジットの瞬間はロンドン・ダウニング街の首相官邸をライトアップし、国旗を掲げ、カウントダウンの時計を表示し、記念コインを発行すると発表し、実際にその通りになった。
英国はブレグジットに関するEUとの離脱交渉にに苦しんでいます。英国が置かれた苦境に関して、米紙ウォールストリートジャーナルが「ブレグジットの後も土砂降り」(After Brexit, the Deluge)と題して面白い記事を掲載しましたので、かいつまんでご紹介したいと思います。 ウォールストリートジャーナル紙要約 英国が向き合う試練 ボリス ジョンソン英国首相ほど、数多くの試練に直面した首相を知りません。 英国の輸出の43%を占めるEUとの離脱交渉が暗礁に乗り上げているのに加えて、コロナウイルスが英国に襲いかかりました。 それでもまだ足りないかの様に、下記の様な問題が降りかかっています。 香港に対して中国が、国家安全法をに導入したのに伴い、英国は、香港市民に英国移住の道を開くとともに、香港との間の犯罪者引き渡し協定の効力を停止しました。 英国はさらに、Huaweiを英国の5G市場から閉め
<イギリスのEU離脱が1月31日に迫るなか、北アイルランドの帰属問題が再浮上。長年の紛争の地にテロの危機が忍び寄る> 血で血を洗った北アイルランド紛争は、1998年のいわゆる「包括和平合意」で終結を見た──はずだった。 70年代に始まり、3600人以上の命を奪ったあの争いは信仰と民族のアイデンティティーをめぐる戦いで、カトリック系で地続きのアイルランド共和国との統合を求めるリパブリカン(共和国派)と、海峡の向こうのブリテン(イギリス)との「連合」を維持したいプロテスタント系のユニオニスト(連合派)の間には越え難い溝があった。 両派にはそれぞれの準軍事組織があった。カトリック系にはアイルランド共和軍(IRA)、プロテスタント系にはアルスター防衛連盟(UDA)やアルスター義勇軍。そして互いに爆弾テロや銃撃戦の応酬を繰り返していた。 彼らの大半は、和平合意を受けて武装闘争を放棄した。しかしその後
2016年の国民投票でEU離脱が選択されたことで、イギリスは2020年1月31日をもってEUを離脱。さらに、2020年12月31日をもってEU法の適用範囲からも外れました。この影響で、利用者がEU加盟国に居住地があるか市民権を持っていること、あるいは法人がEU加盟国に存在することが要件となる「.eu」ドメインがイギリスの登録者では利用できなくなり、最大8万1000件のドメインが凍結状態となっていることが報じられています。 ???? As of 1 January 2021, all UK registrants were notified that their domain name is no longer compliant with the .eu regulatory framework and therefore, it is moved to the so-called “SU
ウイルス変種英国で猛威を振るう 英国がかなり厳しい状況に陥っている様です。 既に日本のメディアでも取り上げられていますが、新型コロナの変種が見つかり、ここのところの新規感染者はうなぎ上りとなっています。 欧州各国のみならずトルコなど周辺国も英国からのフライトを禁止しました。 一方、ブレグジットに関するEUとの交渉は、期限があと10日を切った現在も合意に達していません。 新型コロナとブレグジット一見関係のない二つの事象が重なった場合、深刻な問題が生じる様です。 英誌Economistが「How covid-19 and Brexit combined to isolate Britain - Border closure in the Channel: continent cut off」(新型コロナとブレグジットを組み合わせて英国を隔離する方法 - ドーバー海峡の国境閉鎖:大陸の遮断)と題
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