概要 現代の情報通信の主役である光ファイバが持つ低損失・広帯域・細径という特長を損なわずに、布設や修理に際して発生する取扱い中の張力の他に、水深8,000mでの海底環境下に於ける外力からファイバを保護し、且つ25年以上もの長期間に渡って安定した光学電気特性を維持するように設計された海底ケーブルです。 特長 高信頼性 3分割鉄個片に基づいた頑丈な耐圧構造 安定した光学、電気、機械特性 海底環境下に対応した多様な保護構造のラインアップ 用途 有中継及び無中継海底通信システム 海底観測システム 仕様 項目 仕様、規格
今や、約2100枚のDVDを1秒で送信できるほどの伝送能力を持つ海底ケーブル。太くてゴツいものと思いきや、意外なほど細いのに驚かされる。いったいどんな技術で“細くてタフ”なケーブルを作っているのか。驚きに満ちた製造方法を見るべく、北九州の工場に飛んだ。 日々の暮らしや仕事に欠かせない存在となっているインターネット。いつ、どこにいても“すぐに情報を得られる”便利さは国内だけにとどまらず、日本にいながらにして海外の情報を瞬時に把握できるのも、今や当たり前の光景だ。 こうした海外からの情報が、どんなルートをたどってきているのか考えたことはあるだろうか? その答えは――“海底”だ。 国際間の通信といえば、衛星を使った通信を思い浮かべる人もいるかもしれないが、2015年の時点では国際通信のほぼ99%を海底ケーブルが担っている。衛星に比べて伝搬時間が短く、大容量の信号を扱うことができ、地上のトランスポ
世界各国を光ファイバで結ぶ光海底ケーブルシステムは、国際通信ネットワークを支えるインフラとして、重要な役割を担っています。本稿では、最新の光海底ケーブルシステムの概要、主要機器であるデジタルコヒーレント端局装置、海底伝送路、海底中継器、海底分岐装置を紹介するとともに、今後の大容量化にむけた技術の動向について概説します。 海底ケーブルシステムの歴史は長く、NECは1968年に海底ケーブルシステム事業をスタートし、これまでに数多くの敷設実績を有しています。 図1に、1970年以降の海底ケーブルシステムに関する技術の遷移を示します。海底ケーブルは80年代に同軸ケーブルから光ケーブルに移行し、更に、90年代に光直接増幅技術が導入されると、波長多重方式との組み合わせにより伝送容量が飛躍的に拡大し、現在では国際通信インフラとして不可欠なものとなっています。また、2010年以降、デジタルコヒーレント方式
光海底ケーブルとは、海底に敷設または埋没された通信用の伝送路のこと。1990年代半ばまでは、大陸間の国際通信路は衛星通信と光海底ケーブルが競い合い、通信量をほぼ半分ずつ分け合っていたが、90年代後半から2000年代初頭のITバブル期にインターネットが急拡大したことを受けて、衛星通信よりも伝送速度の速い海底ケーブルの需要が高まり、敷設ラッシュとなった。その後、ITバブル崩壊で海底ケーブルはだぶついた状態が続いていたが、06年ごろからの「ウエブ2.0」ブームで新たな需要が発生して海底ケーブルの敷設が増加。さらに近年のデータ通信量拡大を受けて、光海底ケーブル敷設の大型プロジェクトが複数進行している。
沖縄セルラー電話は12月20日、沖縄〜九州間を結ぶ海底ケーブルの新ルートの海洋工事を開始。それに合わせる形でこの海底ケーブル敷設に用いられる、KDDI子会社の国際ケーブル・シップ(KCS)が2019年9月に運用を開始したばかりのケーブル敷設船「KDDIケーブルインフィニティ」が報道陣に公開された。 災害対応に向け独自の海底ケーブル敷設へ この海底ケーブルは、鹿児島県日置市から沖縄県名護市を結ぶもので、東シナ海を経由し760kmの距離にわたって敷設されるという。2019年2月に沖縄セルラー電話が独自に敷設することを発表しており、ケーブルの制作などを経てようやく海底工事の実施に至ったという。2020年4月には運用が開始される計画だ。 同社の常務取締役 技術本部長である山森誠司氏は、改めてケーブルを敷設する理由について説明した。1つは2020年の商用開始を予定している5Gでの大容量通信に対応する
[KEYWORDS]ケーブルシップ/社会貢献/光海底ケーブル 国際ケーブル・シップ(株)代表取締役社長◆安楽孝明 1980年代後半に運用を開始した大西洋ならびに太平洋を横断する光海底ケーブルを皮切りに多くの国際光海底ケーブルが建設され、現在では、国際通信の99%以上は、総延長が地球30周分にもなる全世界の海底ケーブルを経由している。 平穏と思われる海底でも地震などの自然災害や漁労などによる人為的な活動が海底ケーブルに障害をもたらすことがある。 海底ケーブルの建設や修理作業を行う国際ケーブル・シップ(株)の取り組みを紹介する。 1988年〜1989年に運用を開始した大西洋ならびに太平洋を横断する光海底ケーブルを皮切りに多くの国際光海底ケーブルが建設され、今日では全世界の海底ケーブルの総延長は地球30周分(約120万km)にもなります。また、ケーブルあたりの通信容量は当初の280メガビット/秒
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