著書『アフターデジタル』『アフターデジタル2』で日本企業のDXのあり方について提言を続けるビービット藤井保文氏が、先進的なDX(デジタルトランスフォーメーション)を実践している企業の経営幹部や、同じ未来を見据える識者を直撃する対談連載。1回目は、経営共創基盤(IGPI)の共同経営者で現在ヘルシンキ在住の塩野誠氏に、イノベーション先進国の北欧から見た世界の動きと、そこから日本企業が学ぶべきことについて話を聞いた。 ビービット 東アジア営業責任者の藤井保文氏(左)と、経営共創基盤(IGPI) 共同経営者/マネージングディレクターの塩野誠氏(右)。対談はリモートで行われた ビービット 藤井保文氏(以下、藤井氏) 塩野さんとは、IGPIとの資本業務提携でビービットの社外取締役に就任いただいたことをきっかけにお話をさせていただくようになったんですが、その見識の広さと鋭い視点にはいつも大いに刺激をいた