安全保障関連法案に反対する市民団体は、参院特別委員会で法案が可決された17日夜も東京・永田町の国会議事堂周辺でデモ集会を開いた。民主党などの野党議員も参集し、民主党の辻元清美政調会長代理が安倍晋三首相を「クーデター」の首謀者として糾弾した。 「国会の外では圧倒的な人たちが『廃案』と言っている。しかし国会の中では、国民を切り捨てる首相が権力をハイジャックし、クーデターを起こしているに等しい」 辻元氏は雨の中でマイクを握りながら、こう訴えた。選挙を経た国会議員による多数決を首相の「クーデター」と言い切るのは暴論といえるが、集会参加者から「異議なし!」「がんばれ!」との声が上がった。 集会は午後6時半から、護憲団体などでつくる実行委員会が主催し、国会正門前の歩道は身動きできないほどの人で埋め尽くされた。会場には労働組合や左派系学生団体ののぼり旗が目立った。 また、社民党の福島瑞穂副党首も「強行採