「受信ボックスでメールを時系列に見るというスタイルが、数十年にわたって変わってこなかった」。日本IBMの専務執行役員でソフトウェア事業本部長を務めるヴィヴェック・マハジャン氏はこう語る。 メールはもはや、ビジネスに不可欠な道具となった。送受信するメール件数の増加に伴い、ビジネスパーソンがメールに対する不満を募らせることも増えてきた。「重要なメールを見落としてしまった」「メールで送った依頼に相手が対応してくれない」「モバイル環境での操作性が低い」など、ユーザーが様々な不満の声を挙げているのが現状だ。 とはいえ、広くあまねく普及したメールをまったく新しいコミュニケーション手段に切り替えるのは現実的ではない。そうした中、メールの使い勝手を向上すべく、米IBM、米グーグル、米マイクロソフトが一斉に動き出した。ユーザーがメールを読み書きするフロントエンド部分、いわゆる「メーラー」に当たるソフトウエア
朝出社してチェックしたメールを一生懸命フォルダに仕分けしている /.Jer にはいささか残念なお知らせだが、「フォルダ分けよりも検索機能を利用したほうがメールを速く探し出せる」ことが分かったそうだ (BoxFreeIT の記事、本家 /. 記事より) 。 IBM が 354 人の電子メールユーザを対象に行った調査研究によると、ファイリングされたフォルダ内を探すよりも検索機能を使った方がメールを素早く探し出せるとのこと。フォルダ内検索は平均 58 秒だったのに対し検索機能は平均 17 秒しかかからず、また検索の成功率にはほぼ違いは無かったそうだ。昨今送られてくるメールの多さでは仕分け作業に 1 日 20 分以上かかることも珍しくもなく、メールのフィルタリングを自動化し検索機能を利用することによって少なくとも 1 週間あたり 1 時間は無駄な時間を節約することができ、生産性もあがるという。 検
ルイス・スアレズが「電子メールの無い世界」に生きようとしたとき、同僚たちはそれは間違いだと考えた。なにしろ、同氏は米IBM社で働いているし、同社は電子メール・ソフトウェアの世界トップ企業のひとつなのだ。 しかし、スアレズ氏にはメールを辞める決意ができていた。21世紀に生きるホワイトカラー勤務者として、彼は毎日40ほどのメールを受信していた。それは彼にとって多すぎたのだ。 スアレズ氏は1990年代にオランダのメインフレーム・サポートセンターで働き始めた、物腰の柔らかい人物だ。同氏は4年前、IBM社のソーシャルメディア・チーム『BlueIQ』で、販売スタッフたちのソーシャルメディア理解を促進していた。その仕事の中で、同氏はソーシャルメディアの達人と評判になり、質問に答えるために電子メールに費やす時間が思っていた以上に増えていった。その結果、同氏は疲れてきた。「私は、自分の仕事ではなく他の人
米Microsoftは現地時間2010年5月17日、Webメールサービス「Windows Live Hotmail」の次期版について、その概要を紹介した。他社のWebメールサービスである「Gmail」「Yahoo! Mail Plus」「AOL」を操作できるようにするほか、SNSの「Facebook」「LinkedIn」や、オンラインサービスの「Twitter」「Flickr」などとの連携を強化する。数週間後に提供を開始し、2010年夏に全世界で利用可能にする計画だ。 Hotmailの受信箱では、受け取ったメールのほかに、FacebookやFlickr、LinkedIn、Twitterなど70以上の外部Webサイトの更新情報を確認できる。受信箱からFacebookの情報を書き換えたり、一部外部Webサイトにコメントを投稿したりすることも可能になる。GmailやYahoo! Mail Plu
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く