写真1●左がJai Desai氏(Worldwide SE Manager)が、右が米StorSimpleのBill Cordero氏(VP of Worldwide Channels & Strategic Sales) 「クラウドサービスと連携し、企業のストレージ管理を簡素化する」。こんなコンセプトのストレージアプライアンス製品「StorSimple アプライアンス」を開発する米StorSimpleのBill Cordero氏(VP of Worldwide Channels & Strategic Sales)、Jai Desai氏(Worldwide SE Manager)がこのほど来日、ユーザー企業が抱えるストレージの課題や同社の製品について語った(写真1)。クラウドサービスを活用した自動階層化技術によって、ストレージ管理は大きく効率化できるという。 ユーザー企業の多くは、増大す
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます IDC Japanは5月16日、国内外付型ディスクストレージシステム市場における2010年の実績値を発表した。これによると、2010年の同市場の売上は、全体では前年比で1.6%減となったが、オープンネットワークストレージは同8.0%増となりプラス成長に転換したとしている。 世界的な経済後退を背景に、2009年の国内外付型ディスクストレージシステム売上は前年比20%以上の落ち込みとなった。しかし、同市場の2010年の売上は、1687億6900万円で前年比1.6%減にとどまっている。2010年の売上が前年に続きマイナス成長となった要因は、メインフレーム・ディスクストレージシステム売上が、前年比13.9%減となったことにあるという。一方、オー
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます IDC Japanは6月1日、国内外付型ディスクストレージシステム市場の予測を発表した。2011年の同市場売上は東日本大震災の影響を受け、前年比6.6%減となると予測している。また、2010年~2015年の年平均成長率(CAGR)については1.4%とみている。 同社によれば、2010年の国内外付型ディスクストレージシステム売上は1687億6900万円で前年比1.6%減になったという。IDCでは世界的な経済回復などを背景に、国内外付型ディスクストレージシステム売上は、2011年からプラス成長に転換するとみていた。しかし、東日本大震災とその後の電力不足、サプライチェーンの分断、国内景気の悪化と企業業績の下振れの可能性が拡大していることなどを
日立製作所(以下、日立)は5月31日、コンテンツデータの集約やストレージ統合を図るファイルストレージ装置「Hitachi Virtual File Platform(以下、VFP)」の機能強化を発表した。 具体的には、VFPに複数の機種の異なるストレージ(ネットアップのNASおよび、通常のファイルサーバとしてオフィスに散在しているストレージ)を接続し、ダイナミックにデータを統合できる「Universal File Manager for NAS」機能を追加する。これによりユーザーは、移行用のサーバを用意してデータ統合を図る必要がなくなる。 また今回、VFP上での仮想マシンの作成や、バックアップ/リストア作業などを、ストレージの管理画面ではなくVMwareの管理画面から一元的に実施できるようになった。 Universal File Manager for NASの価格は147万円(税込)から
デルは2011年5月31日、新しいストレージ戦略「Fluid Dataアーキテクチャ」の発表会を開催した。このFluid Dataアーキテクチャで、「適切なデータを適切なストレージに適切なコストで保管することを目指す」(米デル 日本アジア太平洋地域インテリジェントデータ管理ディレクターのエイドリアン・ジョンソン氏、写真1)という。 ジョンソン氏によると、「ユーザーが管理しているデータの中で平均68%は90日間以上アクセスされていない」。この数値に基づき、すぐに取り出せる一次ストレージで管理するデータは約30%で、それ以外の70%のデータはディスクやテープといった静的なストレージに保存しておくのが適切と主張する(写真2)。しかも静的ストレージに保存したデータについても必要なときに取り出せるようにしておく必要があるとする。Fluid Dataアーキテクチャでは、こうした管理を簡単に実現するため
2010年にEMCがIsilonを買収したことを受けて、両社の日本法人が今後の事業展開や新製品を発表した。 EMCジャパンとアイシロン・システムズは4月20日、今後のストレージ製品の販売体制とアイシロンの新製品についてそれぞれ発表した。米EMCが2010年に米Isilon Systemsを買収したことを受け、国内ではアイシロンが7月1日付でEMCジャパンの「アイシロン事業本部」として統合されることが正式決定した。 今回の事業統合についてEMCジャパンの山野修社長は、一般企業で取り扱われる非構造化データ(文書や画像、映像など)が爆発的に増加しており、従来型のNASに代わる対応として、アイシロンが強みとしている「スケールアウトNAS」が有望だと説明した。 アイシロンのスケールアウトNASは、複数のストレージを単一のファイルシステムとして利用するもので、容量を柔軟に追加できるほか、運用管理を簡素
日本HPはデータ保護ソフトウェアの最新版「HP Data Protector software 6.2」を発表。物理/仮想混在環境の運用効率化やライセンス体系の柔軟化を図り、災害復旧関連の機能を強化した。 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は4月6日、バックアップ、リカバリ環境を構築するデータ保護ソフトウェアの最新版「HP Data Protector software 6.2(以下、HP Data Protector)」を発表した。同日より提供を開始する。 同社によると本製品の狙いは、物理/仮想混在環境の運用効率化だという。新機能の「ワンクリックプロテクション」により、仮想マシンの情報を一覧表示し、VMwareのバックアップ設定を1回で完了できる。また「VMware vStorage API for Data Protection」に対応したり、「Granular Recov
デル グローバルSMB本部 エンタープライズ テクノロジスト 桂島航氏 企業においてデータが増加の一途をたどるなか、ストレージを効率よく利用するための技術として「重複排除技術」が生まれた。一言で重複排除といえど、重複を判定する方法やタイミングなど、さまざまな方式がある。また、これまで重複排除はバックアップ・ストレージで主に利用されていたが、プライマリ・ストレージにおける利用の機運も高まっているという。 今回、デルでエバンジェリストとして企業向けストレージ製品の啓蒙活動を担当する桂島航氏に、重複排除を実現する技術の違い、今後の方向性などについて話を聞いた。 同氏は初めに、「企業において、1週間に更新されるデータは全体の5%にすぎない。つまり、残りの95%は蓄積する必要がなく、バックアップデータは元のプライマリ・データの5倍から10倍に及ぶ」と、実のところ、企業内にバックアップすべきデータがい
エンタープライズシステムのソリューション分野で頭角を表してきたデルは、「EqualLogic」ブランドのストレージによって国内iSCSI市場をリードしている。近年はサーバやデスクトップの仮想化の普及により、ストレージに対するニーズが多様化しつつある。EqualLogic製品の最新動向をストレージソリューションマーケティング部エバンジェリストの河南敏氏に話を伺った。 SCSIプロトコルをイーサネット上で利用する「iSCSI」が2003年に標準化されてから、丸8年が経過した。iSCSIは、コストパフォーマンスの高いIPネットワーク上でStorage Area Network(SAN)を構築できる技術として期待されたが、当初は製品の選択肢が少なく、性能面でもファイバチャネル(FC)に水をあけられていたために、市場規模の急速な拡大は見られなかった。しかし、ここ数年はiSCSIをサポートするストレー
2011/03/25 10:00 SANsymphony-V/データコア・ソフトウェア データコア・ソフトウェアは2011年2月1日、ストレージ仮想化ソフトの新版「SANsymphony-V」を出荷した。SANsymphony-Vは、インストールしたPCサーバーがiSCSIまたはFibre Channelの外部ストレージとして利用できるようにする製品。内蔵ディスクや外部SANディスクなどのリソースをプール化し、この上で任意のボリュームを割り当てられる。シンプロビジョニング機能を備え、データの増加に応じて動的に物理リソースをボリュームに割り当てることも可能だ。 新版はライセンス体系を刷新し、容量を拡張しやすくした。リソースプールの容量に応じて、3T〜128TB超まで、5種類のライセンスを用意する。さらに容量追加ライセンスを1TBごとに設け、細かく容量を調整できる。 機能面では、ブロック単位の
3PAR買収で顧客開拓の武器が揃った 米ヒューレット・パッカード StorageWorks Division 上級副社長兼ゼネラルマネジャー デビット・スコット氏 米デルとの買収合戦で、米3PARのストレージを手に入れた米ヒューレット・パッカード。3PAR製品はクラウド環境での利用に強みを持つ。これまでにも買収でスケールアウトSANやスケールアウトNASを製品ラインナップに加えてきた。揃えた製品群をどう顧客に訴求するのか。米ヒューレット・パッカードStorageWorks Divisionのデビット・スコット上級副社長兼ゼネラルマネジャーに、今後のストレージ戦略を聞いた。 新規顧客の開拓に力を入れる。3PARの買収で完成した、死角のない製品ポートフォリオを顧客に訴求する。現時点で外付けストレージ市場におけるシェアは11%に留まる。残りの89%の顧客をどこまで開拓できるかが2011年のテーマ
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