【タイ】タイのサマック首相は25日、次官、局長クラスの幹部官僚に対する政策説明会で、タイ国鉄(SRT)の路線3700キロを複線化し、線路の幅を狭軌から標準軌に変更する計画を明らかにした。鉄道の高速化、鉄道輸送による物流コストの引き下げが狙い。SRTの路線総延長は4346キロだが、ほとんどが単線。 首相はまた、バンコク首都圏の鉄道網整備について、2013年までに9路線、総延長300キロを建設する方針を示した。このうち3路線は年内に建設業者の入札を実施する予定。開発予算は7000億バーツで、国債や円借款で賄うという。